基本紹介編集履歴
1/3
雑誌フィガロのレストラン情報は信用が出来る。あれに載っているレストランで外した事はない。フィレンツェのどちらかというと中心から離れた所にあるにもかかわらず、確実に地元客をキャッチして、かつ観光客もキャッチしている。アルノ川の向こう側というだけでも不利な条件なのに一杯で予約できない時もある。トラットリアなので安易な料理が出てくる訳であるが、フィレンツェ特有Tボーンステーキ(ビスッテッカ アッラ フォレンティーナ)やら、ポルチーニを使った料理など高級の部類に入るのも安易な料金で出てくる。ここの特徴は陽気な所。店員の乗りがいいのだ、活気あふれていていかにもイタリアという気分にさせてくれる。かつ、味もよろしい。映画 冷静と情熱のあいだ はフィレンツェが舞台だったのでTVで何気なく見ていたら あ、ベットラだ! と叫んでしまうほど驚いた。あんな所よくロケに使ったなと思う。彼女が彼に何か叫んだレストランがここなのだ。関係ないけどここは映画のロケ地が良く紹介されているhttp://www.atspcom.jp/italia/italia_sightseeing/reisei/index.html外見は普通か、それより劣るような気配。ワインを頼むと赤か白かと聞かれ、でかいビンがどんと置かれる。こんな大きいの頼んでないよ・・・と思うが、飲んだだけ後から清算というシステム。全然怖くないし安すぎな位。トリッパは牛の何番目かの胃。トマト煮はとても美味しい。季節によって、生カルチョーフィ(アーティーチョーク)のサラダも食べられる。
ここでまず食べるのは、クロスティニミスト。クロスティーニとはパンにトマトやらレバーパテなどを乗せた簡単なおつまみ。ミストは英語でMIXIEDと同義語。写真はレバーの煮込みのクロスティニ。少し辛めの味は初めからそして昼からワインが進んでしまう。左のオレンジ色のはパッパアルポモドーロ(トマト) パンを素材にしたお粥みたいのなのだが、これがまたいい味。右のはミートソースのパスタ。秋にはポルチーニ(キノコ)の季節。イタリアでは色々なレストランで登場する。日本では乾燥ポルチーニは巷に出回っているが、生はほとんど手に入らない。せっかくイタリアにいるならどんどん食べて行きたい。写真のフィットチーネは忘れられないレベルに美味しかったのだ。あまりに、↑のパスタが美味しかったので、別のも美味しいと思いラグー(ミートソース)も頼むが↑ほどではなかった。ステーキの写真を探したが見つからない。これはタリアータと言って肉のスライスしたもの。日本人にはステーキよりこっちの方が食べやすいと思う。肉は基本的に赤身で脂肪分が無い。これはキアーナ牛の特徴でトスカーナのステーキの味となっている。店内の雰囲気はこんな感じ。イタリアを代表するみたいなトラットリアである。いつもは行かないけど時々行くと嬉しい所。