レ トロワ プサン ホテル

レ トロワ プサン ホテル

Les Trois Poussins Hotel

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bluemoon9さんのMyノート

2010-11-29 11:50 編集

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2009年9月27日(日) 晴れパリのカフェを堪能するため、ホテルを取る際に朝食なしで予約した。でもせめて一回ぐらいでもホテルの朝食を食べてみようかと思って、帰りの前日にホテルで朝を済ませることにした。もう四ヶ月も前のことになったが、もう一度確認しないと、自分さえホテルの名を思い出せなくなってきた。そう、私が泊まったところはパリ9区のRueClauzel15番にあるレ・トロワ・プサン・ホテル(LesTroisPoussinsHotel)。町の静かな一画にあるこぢんまりとしたホテルだ。華やかさはないが、交通が便利なうえに清潔感があり、更に趣がある中庭を持つなど、評価ポイントはいくつかある。また、食堂というか、この朝食の間もなかなかユニークである。なんと、半地下室にあるのだ。半円形になる天井と石造りの壁は洞窟そのままの雰囲気を残している。とても不思議な気分になる。バイキング風の朝食は他とはさほど変わらないが、このチーズの豊富さに感心。さすがフランスだなぁ。朝食をとる部屋(?)は隣にあり、真っ赤な椅子とあたたかい色調の照明が周りの空間を一転して華やかにしてくれた。この日、私が食事をとり終わるまで、他の客は誰も入ってこなかった。給仕の黒人のお姉さんは全く英語が分からないようで、「ご自由に」という合図をしたあとどこかに消えていた。この日はたっぷりと食べました。確かに値段か13€だったと記憶していたが、朝食にしては多少高いが、美味しかった。食堂の入口の様子。事前に仕入れた情報により、パリでは日曜日に休みをとる施設が多く(働くことが罪だという共同認識があるらしい、と同僚の人に囁かされた)、普段より多少不便を感じるかもしれないとのことで、この日はヴェルサイユに行くことに決めた。パリの近代化の象徴としてモネに描かれたこともある、あの名高いサン・ラザール駅(GareSt-Lazare)もちょうどホテルからの徒歩範囲にあるのだ。サン・ラザール駅前。駅前にたくさんの時計が積み重ねられた形の彫刻がある。日用品や廃棄物を大量に集積した作品で知られるフランスの彫刻家アルマン・フェルナンデス(1928-2005)の作品であるらしい。この作品の名は「みんなの時間」。サン・ラザール駅はメトロや高速郊外鉄道(RER)が多数交差しているターミナルで、私がチケットを購入した窓口はメトロ駅の改札付近にあった。ガイドブックには「国鉄サン・ラザール駅からヴェルサイユ・リヴ・ドロワト駅下車」との指示があったので、一巡りした後でも全く所在が分からず、私が窓口の女性スタッフに国鉄の改札口を尋ねてみることにした。フランス語交じりの英語で、彼女は地下鉄から乗り換えてRERC5を使ってください云々と答えてくれた。ガイドブックに書いたこととは違うなぁと思いながら、私が耳を澄まして彼女が言った乗り換えの駅名を頭に入れた。あとでようやく分かったが、RERC5を利用してヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅で降りるほうが、ガイドブックに書いたヴェルサイユ・リヴ・ドロワト駅よりヴェルサイユ宮殿までの距離が多少近いようだ。列車の旅は40分ほどのものだった。過ぎ去る風景を無言に見つめているうちに、あっという間にもうヴェルサイユ・りヴ・ゴーシェ駅に到着。朝の太陽が眩しかった。駅前もヴェルサイユの町も広々として開放感がある。この日は晴れ渡って、とても気持ちのよい一日だった。

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