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京都の日本料理の老舗中の老舗
祇園から河原町の賑やかい喧騒を背に、四条通から折れて木屋町通を上がって行き、高瀬川にかかる何本目かの小さい橋を渡って入った、細い路地の中ほどにその店はある。京都の日本料理の老舗中の老舗。
大定番にして、いつも新鮮な息吹も感ぜられる当店は今年で創業83年目。昭和3年に創業した京料理「たん熊」は、戦後も両千家をはじめとして、谷崎潤一郎、吉井勇先生等の文人墨客、その他大勢のお引き立てを得、今も尚衰えることなく順調なあゆみをつづけている。京料理界の中でも、一、二をあらそう老舗であるというのは自他共に認めるところであろう。
四季の風趣を凝らし、素材の良さをそのまま生かすという初代からの味を受け継いではや三代目名物のスッポン鍋を始め、春は白子筍、夏は鱧、秋は松茸、冬は河豚、などなど。どれを食べても心打つ味わいを提供してくれるんだという絶対的な安心感が、此処たん熊北店にはあるのである。曳き船で有名な高瀬川のほとりに誕生した背景高瀬川筋は、江戸時代、季節の川魚をあつかう生洲料理屋が櫛比したところ。伝統を重んじた定番不動の料理の数々。ぶれたところが全く無く、極めて落ち着いて安心して食事ができる、という印象。女将の軽快なごあいさつ、その後の楽しい小話の数々創代から三代目までの数々の裏話、小僧さんたちとのユニークな確執話、ミシュランについて、京都名物のいけずも垣間見えつつ、愉快なひと時を過ごすことができました。ありがとうございましたと、またそのうちふらっと伺いたくなる一軒。





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