基本紹介編集履歴
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やっと行けた! 噂に聞いてうずうずしていたキャンティ地区にあるバーガー店にやっと行ってきました。 正確には、バーガー店ではなく、肉屋です。「MacDarioマックダリオ」のネーミングは、肉屋の経営者の名前ダリオをもじったもの。このお店は意外に世界的に有名な肉屋で、その名を「チェッキーニ」といいます。世界各国の雑誌やテレビで紹介されていて、日本でも何度か紹介されたはず。 妙な言い当てをするチェッキーニのオリジナル商品開発や、 フィレンツェ出身で「神曲」を書いたダンテを、お客様に試食を無料で提供しながら吟じる詩人でもあります。 さらには、狂牛病のときには、近くのグレーヴェインキャンティでTボーンステーキになるキャニーナ牛の肉の競りの仕掛人。人柄は気取ることなく気さく。 トスカーナ弁丸出しのオープンマインドな人物です。 マックダリオで、わたしはもちろんハンバーガーを注文。 日本人も修行に来る厨房で作られるこのハンバーガーは、日本のバーガー店のように紙に包まれ、パンに挟まれて出されるハンバーガーと違い、プレートで出されます。 250グラムの肉はガッツリと厚みがあり焼き加減もグッド。 これにパンと水がついて10ユーロ一方、相方は「ウェルカム」というメニューを注文。このマックダリオには、バーガーとこのウエルカム、2つのメニューがあります。ドンドン、ドンドン、いっぱい出てきてびっくり! 日本人なら2人でこのメニューを注文して充分です。これで1人前のお野菜です。生野菜をオリーブオイルと塩でバリバリ食べるピンツィモーニオという料理こちらがメイン。 時計廻りに右上から、キャンティの寿司(生肉のマリネ)、キャンティのツナ(豚肉のオイル漬け)、焼き豚、肉団子のピリ辛甘いソースかけ。これにパンと水が付いて20ユーロ。肉屋の裏にお店はあり、オープンテラスと室内と、お好きな方を選べます。 注文してから来るまでの時間もスピーディ。 「ダリオ、早いねえ。」なんて言うと、「だって、ファーストフードだもん。」と子供みたいな目をクルクルさせて、お茶目な表情で答えてくれました。こちらは室内。 ステーキを薪で焼く暖炉が奥にあります。こちらはオープンテラス。 長テーブルで肩を並べて食事。椅子もなに気にデザイナーチェア。肉屋チェッキーニの方へ足を踏み入れると、そこは試食天国! ワインも無料で出されて、テーブルに並んだチェッキーニオリジナル商品を試食できます。 この試食サービスがチェッキーニのもともとのスタイルでした。お昼時は目当てに来る人ですごい人(笑)コンテンポラリーアートが好きなダリオ。こんなオブジェが皆を見下ろしています。毎週木、金、日は19時〜21時の時間、日曜日はランチ13時から、肉屋お隣のモダンでコンテンポラリーなコンクリート打ちっぱなしのお店でコースメニューが食べれます。大皿で出されて、参加者全員で食事を分かち合います。 所要時間は約2時間。 30ユーロ。さらに! 肉をガブリつきたい方は金と土は20時から、日曜日は13時から、Tボーンステーキを始め肉尽くしのコースメニューが食べれます。 所要時間は3時間。 50ユーロ。 「お腹を空にして来て下さい。」と注意書きがあるほど、い〜ぱい、肉を食します。 付け合わせの野菜も出ますよ!でもこの2つのコースはまだ行ったことがありません(泣)。 最近のイタリアでも飲酒運転は厳しく取り締まるので、まずは肉好きでお酒を飲まない友人を探さないと。。 周りはノンベーさんが多いからなあ。 肉屋から外に出ると、眼下に広がる風景は、丘に連なる葡萄畑! 場所はパンツァーノキャンティ。フィレンツェからは車で約50分。 キャンティクラシコ地区のワイナリーや中世の小都市を廻りながら、ランチはマックダリオで。なんて企画もあるので、興味のある方はぜひご一考くださいね♪ 参考サイトはこちらから。「トスカーナで美味しいワインと素朴な田舎料理を楽しむ旅」。AnticaMacelleriaCecchiniViaXXLuglio,11,PanzanoinChiantiTel.055/852020*定休日:水曜日*ちなみにマックダリオの開店時間は12時〜15時。水曜日と日曜日が定休日です。