基本紹介編集履歴
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ガウディが増改築を行った建物
パセジ・ダ・グラシア駅から徒歩1分ほどのところに位置する「カザ・バトリョ」。ガウディが実業家のバトリョに依頼を受け増改築を行った建物として有名だ。彼らしい流れるような優美な曲線は、地中海をイメージして作られたといわれるだけあり、随所に海のようなイメージが見うけられる。
玄関ホールから入り、階段の手すりの滑らかな感触は、一度触ったら、その感触をいつまでも覚えているほどだ。上にあがると暖炉の部屋に出る。ここで暖をとっていたのだろうか。さらに進むと「第一広間 パセオ・デ・グラシア」に出る。このドアに施されている細工は、はめ込みのステンドグラスで一つ一つが全て手作業の作品となっている。これが外から見えるステンドグラスだ。しかも、この窓はヒモで吊り上げて開ける事が出来る。今で言うブラインド方式となっているのだ。各部屋のドアも一枚の板を加工し、その木の姿を再現したかのような作りになっている。「カザ・バトリョ」の真ん中には階段とエレベーターホールがあり、吹き抜けの階段壁面にもタイルが敷き詰められ、海の中のような雰囲気がいたるところにかもし出されているのである。また、テラスにも貝殻のイメージだろうか。焼き付けた陶器があちこちにモザイクのように貼り付けられている。他にも、階段の手すりにタイルが貼られていたり、管理人室がこれまたタイルで可愛らしくアレンジしてあったり、とにかく見所満載の建物だ。世界遺産にも登録されている「カザ・バトリョ」は、現在も住居として使われていて、住んでいる人がいるという。なんとも羨ましい限りだ。





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