宗廟

Jongmyo

チョンミョ

종묘

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基本紹介編集履歴

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単一建物として最も長いユネスコの世界文化遺産

ジュエリー通りで有名な鐘路(ヂョンノ)にある公園のような場所があります。ソウルのお爺ちゃんやお婆ちゃん達が、朝からのんびり散歩する姿が目立ちます。そんな公園の奥には、宗廟(ヂョンミョ)と言われる朝鮮時代の歴代王と王妃がまつられ史跡125号に指定された史跡があります。1395年朝鮮の太祖が新しい国の都と決め、儒教の礼法に従い京福寺(キョンボックン)の左側に建てられました。一番主な建物である、正殿は国宝第227号に、またその隣に位置する永寧殿は宝物第821号に指定されこの2つの中心の建物を宗廟と呼んでいるそうです。この正殿には、19間の神室があり王と王妃神主が49位、隣の永寧殿には16間の神室に34位の神主がまつられています。また、この現在ある宗廟は、文禄の役で一度失った後、1608年に再び建てられたもので、その後もまつる神主が増える度に増築され今に至ります。中には、王位を奪われた王や王妃はまつられなかったという事もあったそうです。その他、3つ程の建物があり、宗廟の建物はソウル市内、他の古宮に比べデザインや装飾がシンプルで造られています。これは、宗廟が王や王妃の魂をまつるための建物なので、単調の建物にしたそうです。

そして,1995年の冬にユネスコ世界文化遺産に、2001年に韓国内で最初のユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。ユネスコ世界無形文化遺産に登録された、宗廟祭礼とは毎年5月の第一日曜日に宗廟で挙行される儀式で、約500年以上同じ形態で維持し続けているそうです。また、その祭礼儀式の時に演ずる音楽である宗廟祭礼楽も世界無形文化遺産の一つです。楽器と歌と舞踊を持ち祭礼儀式のための舞で、1447年に李氏朝鮮第4代国王の世宗によってつくられました。年に一度の祭礼なので、この日を狙って世界各国からお客さんが集まります。
また、宗廟は晶徳宮と繋がり正門の反対側に連結門があるので、そのまま晶徳宮を見学できます。

 

 

役立つ情報

 

★無料案内時間(約1時間)

 ・平日 9:30/15:30

※無料案内は電話での予約/土日は無し/正門総合案内図の前から出発

 

★宗廟と昌慶宮を両方見れちゃう!?

この『宗廟(チョンミョ)』と連絡橋でつながってるのが、『昌慶宮(チャンギョングン)』

観覧終了1時間前までは、宗廟と昌慶宮を自由に行ったり来たりすることができます。

だから、宗廟か、昌慶宮のどちらかでチケットを買えば、両方の観覧が楽しめるんです♪

 

★イベント

年に一度、宗廟祭礼の日があり、本当の李氏一族が集まって行われる儀式で500年以上の伝統が維持され続けているというだけあって、荘厳な雰囲気の中行われます。

宗廟大祭(チョンミョテジェ)に行ってきたのでその時のことをレポートします。
宗廟大祭とは、李氏朝鮮の王族の末裔が先祖の霊を祀るために行っているお祭りで、今年は5月6日の日曜に行われました。この儀式自体が世界文化遺産として 登録されているそうです。儀式を行う正殿の“宗廟”も世界文化遺産ということで、世界文化遺産をダブルで見られる貴重な機会です。

場所は「宗廟公園」。普段は入場料が要るのですが、宗廟大祭当日は無料!宗廟大祭の見学者には、サンバイザーとペットボトルの水、カラー刷りのパンフレットが配られました。さらに胸には「宗廟大祭」と書かれた胸章をピンでつけてもらい、ただの見学者なのに関係者みたい??

さて、あとは儀式が始まるのを待つばかり。見学者たちは、正殿の前に敷かれたゴザに座って見ることができます。伝統服を身に着けた王族の子孫の方々が待機しています。

 

いよいよ儀式が始まります。司会はKBSのアナウンサー。文化遺産だけあり、各国から来賓を迎えていました。

待機していた王族の子孫の方々が代わる代わる正殿に入って儀式を行います。儀式の趣旨は、先祖の霊をお迎えして一緒に食事を摂り、踊りを楽しんでもらってから帰っていただくというものだそうです。


宗廟正殿の大礼は春(正月)夏(4月)秋(7月)冬(10月)と四季の最初の月に行う祭礼と師走の祭亨の計5回執り行われ、その他にも事あるごとに祈ったりぃ~感謝したりぃ~ラジバンダリィ~♪(〃^∇^)o_彡☆ァハハハッ!!  こりゃ失礼…

 

☆観覧時間☆

【一般観覧】

日本語・・・09:40,10:40,12:40,13:40,14:40,15:40

 

【自由観覧】

毎週土曜日09:00~18:00(10~2月 17:30まで)

・受付終了は閉門の1時間前まで

 

☆案内説明☆

・決まった時間に入場してガイドの案内を受けて観覧

(但し、毎週土曜日は自由見学のみ)

・外国語による案内時間には外国人の同伴者を除く韓国人は入場不可

 

 

★2011年1月1日から、観覧時間変更!!

 

 

日本語 09:00 09:40 10:40 11:40 12:40 13:40 14:40 15:40 16:40 (9回) 

 

日本語 16:40の案内解説は、冬季(10月-2月)には行われません。.
 

 

 

 

 

 

他情報

 

宗廟李氏朝鮮王朝の歴代王と王妃や功臣の位牌(神位)を祀り祭祀を行っていた場所で李朝時代の建築物の中で最も整然とし荘厳かつ神聖な場所。

宗廟は1392年、朝鮮王朝を開いた太祖・李城桂が1394年、開成からソウルに都を移し景福宮と同時に東に宗廟を建てた。宗廟は祭礼のための建物であるため、すべての建物が節制されたシンプルな技法から成り立っており、構成・構造・装飾・色彩のいづれもシンプルな美しさを持つ。
1995年12月ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。ソウルに二つある世界遺産の一つです。

韓国の単一建物としては最も長く101mもあります。

建物が横に長い理由は、朝鮮王朝が続き、祀る歴代王の位牌が増えて、幾度にわたって建物を横に増築していったためだそうです。

この長い建物の中には歴代の国王・王妃の位牌が安置されています。王が臣下を率いて歴代王の魂をお祭りしていたところなのですが、現在もその王族子孫の方による年1回の大祭が行われています。

 

 

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