宗廟

Jongmyo

チョンミョ

종묘

 4.3/12人  |  人気指数 3,552

お気に入りに追加:6
トラベルノートページへ戻る

基本紹介編集履歴

29/34

単一建物として最も長いユネスコの世界文化遺産

ジュエリー通りで有名な鐘路(ヂョンノ)にある公園のような場所があります。ソウルのお爺ちゃんやお婆ちゃん達が、朝からのんびり散歩する姿が目立ちます。そんな公園の奥には、宗廟(ヂョンミョ)と言われる朝鮮時代の歴代王と王妃がまつられ史跡125号に指定された史跡があります。1395年朝鮮の太祖が新しい国の都と決め、儒教の礼法に従い京福寺(キョンボックン)の左側に建てられました。一番主な建物である、正殿は国宝第227号に、またその隣に位置する永寧殿は宝物第821号に指定されこの2つの中心の建物を宗廟と呼んでいるそうです。この正殿には、19間の神室があり王と王妃神主が49位、隣の永寧殿には16間の神室に34位の神主がまつられています。また、この現在ある宗廟は、文禄の役で一度失った後、1608年に再び建てられたもので、その後もまつる神主が増える度に増築され今に至ります。中には、王位を奪われた王や王妃はまつられなかったという事もあったそうです。その他、3つ程の建物があり、宗廟の建物はソウル市内、他の古宮に比べデザインや装飾がシンプルで造られています。これは、宗廟が王や王妃の魂をまつるための建物なので、単調の建物にしたそうです。
そして,1995年の冬にユネスコ世界文化遺産に、2001年に韓国内で最初のユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。ユネスコ世界無形文化遺産に登録された、宗廟祭礼とは毎年5月の第一日曜日に宗廟で挙行される儀式で、約500年以上同じ形態で維持し続けているそうです。また、その祭礼儀式の時に演ずる音楽である宗廟祭礼楽も世界無形文化遺産の一つです。楽器と歌と舞踊を持ち祭礼儀式のための舞で、1447年に李氏朝鮮第4代国王の世宗によってつくられました。年に一度の祭礼なので、この日を狙って世界各国からお客さんが集まります。
また、宗廟は晶徳宮と繋がり正門の反対側に連結門があるので、そのまま晶徳宮を見学できます。
最近見た記事
一覧見る