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応援クリックはコチラ・・・藤田嗣治(1886-1968)が晩年をすごした住居兼アトリエである、メゾン・アトリエ・フジタを訪れた。日本でもまさに彼の生誕120年を記念して展覧会(生誕120年 藤田嗣治展)が開かれているようだが、フランスにおいて最も有名な日本人画家とも言われているという。お恥ずかしいことに、私は美術関係が非常~に苦手・・・。この芸術の街パリにいながらにして、苦手すぎていまだに美術館を満喫しきれていない(泣)。今回も観光で訪れた知人に誘われなければきっと行くことのなかった場所。もちろん行くまで彼についての知識ゼロ・・・。パリの郊外(30キロほど離れてた場所)にある小さな村、ヴィリエ・ル・バックルにたたずみ小さな小さな家がそのアトリエ兼住居。今まで全貌が明らかになることがなかったという彼の生涯。彼の最後の婦人、君代夫人が県に寄贈したために内部の見学が可能になったという。美術館への苦手意識をかなり変えてくれたのは、一度見たら忘れることのない彼の顔(ヘアースタイルかな?!)。そして「彼は散歩に出かけていて、ちょっと留守にしています。」とでもいうような、彼の生活がそのまま残されている内部。今なお生きている藤田が動いている空気を感じるような空間はとても素敵で興味深かったのだ。家の中の詳しい様子をご覧になりたい方は、下のmoreからどうぞ・・・。そしてフランス・ランスの礼拝堂壁画の下絵が残されている、彼のすばらしいアトリエの様子は次に(写真を整理中なのです)・・・。↑人気ブログランキングへ↑★1日1回のクリックがランキングに反映される仕組みです。毎日応援のワンクリックを、どうぞよろしくお願いします★目立った表示もなく、村の民家に溶けこんでいるアトリエの入り口。唯一の手がかりはこの門のところにある小さなポスター。美空ひばりさんのレコードなどがおいてある家のサロン。遊びこころ溢れた置物もたくさん。サロンの隣は寝室。ベッドの上には各国で集めてきたというアンティークの人形(ちょっと怖い!!)が並んでいる。お菓子の型でを使って作ったというライオンの壁掛け。手先がとても器用だった彼は、裁縫から置物までかなり色々な作品を残していた。台所の横に貼られたタイル。なくなって欠けてしまった部分は自分であとから補修したそう!なんてまめな人!!生活感がそのまま残っている台所。電気釜や日本のザルなど、日本を感じるものもたくさん。アトリエ・フジタの正面。道路に面しているたたずまいは本当に知らなかったら通り過ぎてしまうほど、静かで小さなすがた。この中に彼のすばらしい世界が広がっているなんて、想像もできないほど・・・。Tags:旅 美術館
人気ブログランキング・・・つづき藤田のアトリエ内部。家の一番上の階に彼の宝箱の中のようなアトリエになっている。階段を上がるとまず飛び込んでくるのが壁一面の壁画。シャンパーニュ地方の町ランスに造った礼拝堂の壁画の下絵がこの絵だそうだ。いすには彼の上着がシャツがかけられ、まるで彼がただ席を立っているだけと感じるような、生きているアトリエだった。なんだか彼の外出中に秘密で忍び込んでしまったような、ちょっとドキドキする空間。たくさんの絵の具、筆、キャンバスetcもそのままで、おかっぱ頭の動いていない彼の画像しか見たことがない私なのに、ものすごく想像力をかきたてられてとても興味深かった。この、車で通っても気づかないような小さな彼のアトリエハウス、何が素晴らしいって日本語オーディオガイドがあったこと!まるで美術関係には無関心&無知識なわたしでも、彼の生き様がとてもよく分かるように解説してもらえたからだ。交通の便的にはちょこっと不便とはいえ、パリからは30キロたらず、パリからタクシーを利用しても目が飛び出るような料金ではないはず。有名なランスの礼拝堂の壁画を見に行く前に、ぜひぜひここで彼の空気を感じるのがいいような気がする。家の内装や調度品も全て彼が作り出したものということで、本当に器用で多彩だった彼の様子がうかがえたのがこの最後の写真、ミシン!自分からこんなにも1人のアーティストの人生に興味を持ったのは初めて。今度はぜひシャンパーニュ地方の礼拝堂を訪れたいなあ・・・。バブー家はこれから地方結婚式へと1泊でかけます。コメントなどは帰ってきてからまとめてお返しします!↑人気ブログランキングへ↑★1日1回のクリックがランキングに反映される仕組みです。毎日応援のワンクリックを、どうぞよろしくお願いしますTags:旅 美術館