基本紹介編集履歴
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デセールも期待を裏切らない。というかデセールこそ、最高に素晴らしかった♪この形状はシェフのトレードマークのようだ。たいへん爽やかな風味で引き締めてくれる。こちらは驚きの逸品。デザートのあめ細工ドームは良くあるが、これはチョコレートドームで、目の前で熱いソースをかけて溶かすという趣向。残念ながら溶かす前の写真は撮り損ねました、、、、見た目だけでなく、味も素晴らしい。ここは片田舎故、目玉が飛び出るほどには高くないが、パリ市内にあれば、凄い金額となるはずだ。ちょっと調べてみたら、ミシュラン2006年☆のようです。ここは掛け値無しに素晴らしい。パリからTGVとローカル線を乗り継いで、そこから更にタクシーなので容易には行けませんが、、、ちなみに、シャトードマルセーに行かれる方のために備忘録。パリからTGVでサンピエールデコープ駅まで行きます。そこからローカル線でティエールを経て、シノンの駅まで行きます。そこからタクシーですが、タクシーなんて全くいない田舎町です。これには困りました、、、駅員さんに呼んでもらうしかありません。
まずはメインの魚。これも主役は野菜が担っている。魚は鱈系のもののようだが、野菜がおいしいので全て美味しく感じられる。続いて、牛肉。こちらも牛肉でありながら、野菜の鮮烈さが上回っている。このジャガイモはラプサンスーチョンの薫製となっている。ここまで、全て素晴らしい。聞くところによるとかなり若いシェフだそうだが、大変、勉強熱心であることがわかる。
シャトーマルセーはロワールはシノンという田舎町にあるシャトーホテルである。ホスピタリティーの素晴らしいところだった。そこでディナーを頂いた。前菜から素晴らしい繊細さである。なんと海苔が食材として用いられている。それもとても美味しい。いずれもとても繊細で、とても丁寧な仕事です。正直、ホールスタッフの質は今一つですが、料理は期待できそうです。これも幾重にも味の層を重ねて、味覚を覚醒させようというものです。こちらも単純に見えて、三層の味のグラデーションがあります。こちらも前菜ですが、見てわかるように野菜が凝っています。ここでは野菜を自前で育てているようで、とても鮮烈な味です。この野菜の力強さが、下部のカニの濃厚さと良いバランスです。このお皿もとても手が込んでいます。ここは、相当に凄いレストランです!
昨晩、あれほどのディナーを頂いたからには、また再訪しなければならない。というか片田舎故に、周囲にお店はないが、、、昨日とは異なる前菜が出てきた。これまたお見事。さて、これはここのスペシャリテの様です。はさまれているのはフォアグラ。固まりを食べるとともするとくどいフォアグラですが、この食感も手伝って、なんとも爽やか。これは食べていて楽しい。周りの方々も多くはこのお皿を選んでいました。この手の、ひとつの空間に世界観を見せるようなお皿も得意のようです。本当にひとつの完結した世界となっています。デセールもお得意の形。こちらもスペシャリテのようですが、もとはモナコの有名ホテルのお皿のよう。コロナビールのシャーベットです。全てのメニューが裏切りませんね。感動しました。