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東福寺の五塔頭のひとつ天得院桔梗の寺「天得院」
東福寺の五塔頭のひとつ天得院桔梗の寺、花の寺として知られています。6月中旬から7月中旬まで桔梗を愛でる特別公開がされています。
■天得院
南北朝時代に開創され、その後衰退、再興を経て慶長19年(1616)東福寺第227世文英清韓(ぶんえいせいかん)長老が住持となりました。清韓は豊臣秀吉・秀頼の五山の学僧として寵遇され秀頼の依頼により方広寺の鐘銘を撰文しましたが「国家安康 君臣豊楽」の文が徳川家を呪うものとして怒りを招いたお話は有名ですよね。その時に天得院は取り壊されましたが天明9年(1789)に再建され明治元年(1868)に山内の本成寺と合併し現在に至っているそうです。
中に入ると、歴史を感じる廊下に赤い毛氈が敷かれています。桃山時代作庭と言われる枯山水の庭園残念ながら咲いている桔梗は数輪で、前日来に雨が降ると緑の杉苔が一層趣深いものになります。7月に入ったら桔梗の咲き乱れた姿が見られるはずです。