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京の川から大海原まで9つのゾーンからなる感動の別世界へどうぞ!
「海のない京都盆地に、なぜ水族館?」――そう思われる方も多いでしょう。
もちろん水族館にとって、海は欠かせない存在です。しかし、水生生物(すいせいせいぶつ)がくらすのは、海の中だけではありません。三方を山にかこまれた京都盆地には、山々がもたらす川の恵みがあります。市内には鴨川(かもがわ)、桂川(かつらがわ)、宇治川(うじがわ)をはじめ、10もの一級河川が流れ、古くから「山紫水明の都(さんしすいめいのみやこ)」として独特の川文化を築いてきました。
たとえば、平安時代にはモノを運ぶために川が整備され、川にまつわる和歌が詠(よ)まれました。桃山時代には川床(ゆか)の風習がはじまり、江戸時代には友禅染(ゆうぜんぞめ)が登場。京の都はこうやって、川と共にあゆんできました。そんなこの地に、2012年3月、初めて水族館ができました。丹波(たんば)の山々や芦生原生林(あしうげんせいりん)にふった雨がわき水になり、小川になり、やがて大きい川となって、さいごは海へ流れこむ。こうした源流から海にいたるつながりと、多くのいのちが共生する生態系を再現しています。さらに京都水族館では、展示だけにとどまらず、ワークショップやバックヤードツアーなど遊びながら学べる体験プログラムを定期的に実施。京都に住む子どもたちが水と、水に棲(す)むいきものたちと親しめる、そんな総合エデュテインメント※型施設をめざしています。さらに太陽光発電でCO2の排出量をおさえ、京都の希少種の繁殖をサポートするなど、環境モデル都市を代表する施設として、自然保護にもつとめてまいります。京都を愛するすべての方に、京都水族館が、かけがえのない存在となりますように。そして、心から楽しんでいただけますように。
山紫水明の街で、あなたをお待ちしています。
※エデュケーション(教育)とエンターテインメント(娯楽)を合わせた合成語。
他情報
※ただし、GW、夏休み、年末年始は変更あり
※入場受け付けは閉館の1時間前まで
※チケットおよび年間パスポートの購入・手続きの受け付けは閉館の1時間前まで
※気象状況等により営業時間を変更する場合あり
- ●休館日
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なし(年中無休)
※ただし、施設点検、気象状況などで臨時休業あり