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昔と現代が上手く調和、先人たちの知恵と暮らしが伺える「メドゥップ」の数々
韓国の文化、歴史、韓国らしさに触れたい人にお勧めのスポット、北村韓屋マウル。
北村韓屋マウルでは伝統家屋が街と溶け込んで連立し、まるでタイムスリップしたかのような風景を望むことができます。また、ここには韓国文化を体験できる施設がいくつかあります。そのなかで韓国の伝統工芸であり、韓国の美を顕すメドゥプの世界、「東琳組ひも博物館」を紹介致します。
メドゥプとは糸を組み合わせて編んだ組み紐のことを言います。韓国ではこのメドゥプを使った装飾品が古来より愛されてきました。また、メドゥプにはそれぞれ、長寿や幸福、子宝、魔除けなど深い意味が込められており、儀式やプレゼントなど韓国の生活のすみずみに使われてきました。そんな韓国の芸術と暮らしが伺えるメドゥプを扱う博物館が「東琳組ひも博物館」です。博物館内ではメドゥプで作った芸術作品が鑑賞できるだけでなく、メドゥプ作りを実際に体験することもできます。
東琳組ひも博物館は韓国メドゥプ連合会の会長であるシン・ヨンミ先生の工房兼、ギャラリーとして2004年にオープンしました。シン・ヨンミ先生は、かの韓国の伝統と現代をフュージョンさせたドラマ「宮~Love in Palace」で小物、衣装協力をしたお方なんですよ。東琳組ひも博物館内にはチマチョゴリの装飾「ノリゲ」をはじめ、腰布、巾着、扇子につけた装飾品等の朝鮮時代の貴族の遺物や、シン・ヨンミ先生が伝統的な技法で再現して作った作品等が展示されています。博物館内には作品のほかに、現代風にアレンジしたメドゥプのピアスやキーホルダー、ストラップなどの小物も置いてあり、お土産としても最適です。これらも全てシン・ヨンミ先生が一つひとつ手作りした作品で、真心が伝わってきます。東琳組ひも博物館はシン・ヨンミ先生の工房でもあるので、運がよければ実際に作っているところを見ることもできますよ。日本とはまた違う、韓国のメドゥプ文化、韓国の優雅で美しい世界に触れてみてください。
役立つ情報
![]() シン・ヨンミ先生 シン・ヨンミ先生は朝鮮時代、宮廷内でメドゥプを作る仕事をしていた大叔母と、その技術を受け継いだ義父に師事し、以来40年間メドゥプの文化を現代に伝承してこられた方です。また、フランス、ネーデルランド、ベルギーに招待作品展、各種の展示会にも作品を提供されています。国内では韓国メドゥプ連合会の会長と韓国工芸芸術家協会副会長として、韓国文化を海外に広める活動をしております。 |
他情報
韓国伝統のメドゥップ(日本でいう組み紐かな??)を展示・販売しています。
ノリゲ(チマチョゴリ着用の際の装飾品)をはじめ、チョーカーや携帯ストラップまで昔と現代が上手く調和している「メドゥップ」の数々。
メドッゥプを良~く見ると蝶やせみ、こうもりなどいろんな形があってそれぞれ、 「華やかさや女性らしさ」・「忍耐」・「多産」を表しています。
先人達の知恵と暮らしが伺えるトンリム・メドゥップ工房でした。
『東琳組ひも博物館』
仁寺洞などで韓国ならではの組紐を使用したストラップを見た事ありませんか?その博物館でここも本当に素敵な博物館。10畳ほどの狭い空間ですがとても輝いていました。