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ユネスコの世界遺産!もっとも原型をとどめている古宮
■秋の音楽祭
芸術の秋がやってきました!昌徳宮の楽善斎(ナクソンジェ)では毎週日曜日に音楽祭が開催されます。壮大な古宮と美しい音色を是非体感してくださいね。
日時:各日曜日午前11時~
詳細:
○10月7日(日) ~中央大学校 国楽大学~
○10月14日(日) ~国立国学院~
○10月21日(日) ~漢陽大学校 国楽科~
昌徳宮(チャンドックン)は、正宮である景福宮についで2番目に建てられた朝鮮時代の宮殿です。15世紀初め(1405年)に建設され、景福宮が1592年に豊臣秀吉の軍勢により焼失してから1868年に再建されるまで、約270年の間王宮として利用された。平地に建てられた景福宮と違い、山の麓に位置した昌徳宮の建物と東屋は、山の地形に沿って自然と調和しながら建っています。昌徳宮は現在ソウルに現存する朝鮮時代の宮殿のなかで、その原型が最も多く残っていることと自然の優れた調和が認められ、1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
見学の所要時間は全体で約90分くらいです。まずは、橋を渡り、この橋の上で、下に流れる川に写る自分の身なりを見つめなおし、王様に謁見するのに相応しいかどうかを確認する場なのだそうです。そして、正殿へ。正殿へ続く通は、段ができていて、中央が一番高くなっています。中央は王様だけが歩くことのできるスペースで、一歩でも足がかかるものなら・・・。左右にある石は、左が武官・右が文官の位が彫られた石があり、これが両班を表すのだという説明。屋根に置いてある置物は魔よけで、孫悟空をイメージして順番に揃っているのだとか。入口の敦化門から入って、まもなくの建物群のあたりは緑もあまりないが、奥へ進んでいくと都心にこんな緑があったのだ!と思えるくらいの森になり、暑い夏でも木陰を散策することができる。少しずつ上りになっていくが、苦にならない上りである。両側は塀に囲まれている。遠くに近代的なビルが見えてくるが、それも束の間、すっかり緑の中に隠れてしまう。李朝数百年の歴史がある、王宮・昌徳宮は広い。といっても北部の大部分は、森林になっていてので、王様の散策などに使われたのであろう。とても、ソウルの中心部に位置するとは思えない、アップダウンのある森林で、日中でも薄暗い。やがて、起伏が終わりやや下りになって、まもなく行くと深紅の建物が見えてくる。そこが、「チャングムの誓い(大長今)」にも出てくる秘苑である。チャングムと王様の散歩シーンの撮影に、使われた場所。昌徳宮は、建物の多くが南部に集中し、北部の森林の中には離れなど小さな建物が分散して建っている。宮殿自体もいくつかの建物に分かれ,ひとつひとつはそれほど巨大ではない。