基本紹介編集履歴
24/50
ユネスコの世界遺産!もっとも原型をとどめている古宮
昌徳宮(チャンドックン)は、正宮である景福宮についで2番目に立てられた朝鮮時代の宮殿です。平地に建てられた景福宮と違い、山の麓に位置した昌徳宮の建物と東屋は、山の地形に沿って自然と調和しながら建っています。
昌徳宮は現在ソウルに現存する朝鮮時代の宮殿のなかで、その原型が最も多く残っていることと自然の優れた調和が認められ、1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
この石は宮位順整列の標識。
入場すると、全体地図のあるところでコースや見所を説明してくれました。全体で約90分くらいです。まずは、橋を渡ります。この橋の上で、下に流れる川に写る自分の身なりを見つめなおし、王様に謁見するのに相応しいかどうかを確認する場なのだそうです。今となっては、みなさん素通り(笑)
そして、正殿へ。正殿へ続く通は段ができていて、中央が一番高くなっています。中央は王様だけが歩くことのできるスペースで、一歩でも足がかかるものなら・・・。今となっては私でも歩けます(笑)左右にある石は左が武官・右が文官の位が彫られた石があり、これが両班を表すのだという説明。チャングムのお父さんやミン・ジョンホは武官ですよねぇ。
屋根に置いてある置物は魔よけ。孫悟空をイメージして順番に揃っているのだとか。
入口の敦化門から入ってまもなくの建物群のあたりは緑もあまりないが、奥へ進んでいくと都心にこんな緑があったのだ!と思えるくらいの森になり,暑い夏でも木陰を散策することができる。少しずつ上りになっていくが、苦にならない上りである。両側は塀に囲まれている。遠くに近代的なビルが見えてくるが、それも束の間、すっかり緑の中に隠れてしまう。
李朝数百年の歴史がある王宮・昌徳宮は広い。といっても北部の大部分は森林になっていてので、王様の散策などに使われたのであろう。とてもソウルの中心部に位置するとは思えないアップダウンのある森林で、日中でも薄暗い。やがて起伏が終わりやや下りになって,まもなく行くと深紅の建物が見えてくる。そこが「チャングムの誓い(大長今)」にも出てくる秘苑である。緑を抜けると、こちらの池へ。チャングムと王様の散歩シーンの撮影に使われた場所です。園内に入ってようやく初めての休憩がとれる。昌徳宮は建物の多くが南部に集中し、北部の森林の中には離れなど小さな建物が分散して建っている。宮殿自体もいくつかの建物に分かれ,ひとつひとつはそれほど巨大ではない。
ここは所定のコースをガイドと一緒にまわるかたち。お隣の<宗廟>とは全然違う。
何気にアップダウンがあってかなりいい運動になる。世界遺産を見ながら運動ができるなんて一石二鳥。是非みなさんも韓国でハイキングを。