文化空間

Cultural Room

ムナコンガン

문화공간

 4.4/1人  |  人気指数 2,620

お気に入りに追加:2
トラベルノートページへ戻る

基本紹介編集履歴

前の編集内容へ
ユートラベルさんのMyノート

2013-03-07 07:55 編集

3/3

韓国の芸術文化に触れながら、美味しいカンジャンケジャンを食べられるお店

文化空間

※2009年7月1日に閉店されました。

 

韓国旅行の楽しみの一つはグルメめぐり!韓国グルメを楽しむならば新鮮な蟹をしょうゆ漬けにした「カンジャンケジャン」は外せません。ここ、「文化空間」のカンジャンケジャンは地元の人のクチコミで評判が広まり、今ではカンジャンケジャンを食べるならココ!と言われているほどです。
文化空間というお店の由来は、長年画廊を運営していたオーナーが、韓国独自の芸術文化を美味しい韓国料理と一緒に楽しんでもらいたいとの思いで、ギャラリーカフェとしてオープンしたお店です。2階がお店の入り口で、テーブル席で構成され、3階がお座敷、4階は団体客で利用できるように広い個室になっています。文化空間では名前の通り、文化をたしなむ場所として、料理と同じぐらいインテリアにも力が入っています。2階の一角には陶磁器の壷、カップ、お椀などが展示されており、壁にはテーブルごとに風景画や静物画、絵本調の絵画などが飾られています。さまざまな画家の個性豊かな作品が並び、それらを一つ一つ見て回るのもこのカフェの楽しみ方の一つです。芸術を愛するオーナーの心が伝わり、異国だけどどこか我が家のように暖かい雰囲気があります。
メインである料理のオススメメニューはやはり、カンジャンケジャン定食。二人前で24,000Wと安い価格で、量も多め!カンジャンケジャンを心ゆくまで楽しめるメニューとなっています。定食はワタリガニが二匹に、石の釜に入った五穀ご飯と韓国風味噌汁、そしてキムチを含めたおかずが5品出ます。食べやすいようにカットされた蟹の身からは鮮やかなオレンジ輝く蟹の卵がたっぷり溢れ、見た目からして食欲をそそられます。この卵とご飯を混ぜて食べるのが美味しいんです。ここにカンジャンケジャンの真味が詰まっていると言っても過言じゃありません。足の部分はチュルチュルと吸い出すようにして、身を一緒に蟹の旨味を堪能します。殻に残った部分ももったいないので、バリバリ噛んで身を搾り出して食べましょう。胴の部分のプリプリした白身をじっくり味わったら、殻に残った卵にご飯をかぶせ、よく混ぜてスプーンでがぶり。海の潮の香りと、しょうゆの程よい塩味、ほろ苦くも深い味にもう、やみつきになります。
カンジャンケジャンはシンプルながら難しい料理で、価格が高い割に生臭くて食べられないものも多い中、文化空間のカンジャンケジャンは日本ででもお店を出して欲しい!とお客さんから頼まるほどなんです。その理由は食材の新鮮さと特別な味付けにあります。ワタリガニは産地からその日の朝直送で届けられるものを使い、味付けに使うしょうゆなどは全てオーナーの故郷、羅州(ナジュ)で直接造ったものを持ってきているんだそうです。
そんな人知れない努力があってこそ、クチコミで評判が広がったわけですね。
お店は残念ながら、2009年6月末を持って閉店してしまうとのこと・・・。その前に、是非一度、地元の人が愛したカンジャンケジャンを味わってみてください。

最近見た記事
一覧見る