基本紹介編集履歴
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サン・ピエトロ大聖堂の前に約30万人を収容できる楕円形の広場が広がっている。私が階段に上がったら目の前がパッと明るくなった。まずこの広さに圧倒された。直径200mもあると言われる広場中心にはカリグラ帝がエジプトから運んできた高さ25.5mのオベリスクが聳えている。今はちょうどキリストの生誕日前後に当たるためか、オベリスクの下にキリスト降誕の場面が再現されている。広場を包み込むように造られた列柱回廊は、バロックの巨匠ベルニーニがアレクサンドル7世の命によって手がけたもので、1656年から10年間かけて建設されたものであるらしい。柱廊は神が信者を抱擁する両腕を象徴していると言われているが、柱廊上に聖人像が見える。私がようやく夢の中のローマに一歩近付いてきた。







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