基本紹介編集履歴
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マドリッド、最後の夜はバル巡りです。
スペインにはバルと呼ばれる形態の店があります。一口にバルと言っても、店によってその営業内容は色々のようなのですが、基本的には、タパスと呼ばれる小皿料理とお酒を出す店ではないかと私は認識しています。これに加えて例えば昼時にはランチ営業のようなものをする店もあるようです。スペイン人は、バルをはしごしながら、お酒や料理におしゃべりを楽しむのだそうです。私がこの日訪れたのは、マヨール広場の傍。何軒かのバルがここに軒を連ねているのです。スペイン人のように何軒かはしごするには丁度いい。
最初に行ったのは、「メゾン・デル・チャンピニョン」という店。直訳したら「キノコの家」? 名物料理がキノコ料理ということでしょうか。店に入ると、右手がカウンターになってまして、奥にはテーブル席。私たちが訪れた時には、カウンターはいっぱい。それに、そこは立ち食い、立ち飲み席です。ちょっと疲れそう。それで、奥のテーブル席にしました。奥はちょっと洞窟っぽい感じ。キノコが生えているような湿っぽい感じの内装(笑)。椅子とテーブルは小さめでした。
メニューは写真付きで選びやすい。やはり、ここはキノコ料理でしょう。名物らしいキノコの料理とシシトウ(?)の素揚げ、それにサングリアを頼みました。シシトウの素揚げは、まさに揚げて塩をふっただけです。美味しいんですが、普通です。一方、キノコの方は、軸をとって傘を下にし、その中にたぶんオリーブオイルや生ハムの細かく切ったものを入れて焼いたものです(たぶん)。これも、美味しいんですが、まあ普通ですね。名物料理だと名乗るほどのものでもないような気はしました。もっともこの料理が名物であるというのは、私の勝手な思いこみかもしれませんが。
テーブル席がある、店の奥のスペース中央では、エレクトーン(?)の生演奏をやってました。ちょうどマイケル・ジャクソンが急逝した後だったためか、マイケルの曲を演奏していました。
この店で、たまたま隣に座っていた少し年配の(たぶん)夫婦。自分たちが注文した料理の皿をこちらに差し出してきました。「ちょっと多すぎて、食べきれないの。どうぞ食べて」とでも言いながら(あくまで推測です)。気さくで、とても感じのいい人達で(食べ物をくれたからではありません)、つい、いただいてしまいましたが、これが結構ボリューム感のあるクリームコロッケ。食べたら結構お腹がいっぱいになってしまいました。
さあ、料理も食べたし、店の雰囲気も味わったので、次の店に移動です。やはりはしごする人が多いのか、客の回転は早いようです。さっきはいっぱいだったカウンターも、私たちが店を後にする時には、誰もいませんでした。







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