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白トリュフ至福の香り2010-10-30(Sat)イタリアレストランリストこの時期になるとALBAを訪れる人が多くなる。この時期一番活気があるのも確か。世界中から白トリュフを味わいにグルメたちがやってくる。麻薬のような常習性と映画パフュームのように人を惑わすあの感覚は体験した人だけがあの体験を味わえる。まぁいいや、それだけすごい物だということだけ分かってくれれば・・・かなり高価なものであるのと、賞味期間が数日なので売れ残ると価値はどんどん下がってしまう。取れたてのフレッシュなヤツの香りはむせ返るようだが、数日したやつは臭いを吸い出すのに努力が必要となるのもある。高価な物なのと本物を知らない人が多いので、安いレストランだと古いものを出してしまう場合も多い。 ・・・ということで、少し高い出費となるが、本物を味わいたい時は高級レストランへ行くべし。回転の早いお店は、魚介類も野菜も新鮮でしょ。我がAll'Enotecaも高級の部類に入るので、取れたての超フレッシュなのがやってくる。毎日、取れたてを持ってきてくれるそうだ(高く買うのだろうな・・・)。まぁ、この時期、選ばなければこの界隈ならかなりのお店で食べる事も出来るだろう。今回の小失敗は、2日間この街CANALEへ滞在したのだが、レストランの予約は2日目に入れていた。訪問してブザーを鳴らすと、一瞬(ほんの0.5秒位)沈黙があって入れてくれた。この感じの体験は、数年前thirteen(13)とthirty(30)のコミュニケーションが悪くて違う日に行ってしまった時に似ている。そう、今回も1日目に予約してあったのに2日目に行ってしまい、不覚にもノーショー(無断欠席)をしてしまったのだ。まぁ、この日は満席ではなかったので別の部屋を貸切にしてテーブルを作ってくれた。日本人シェフのヒロキが出てきてくれて、「今日もいらっしゃらなかったら電話しようと思ったんですよ」と言われてしまい、シェフのダビデは「パリのストライキで飛行機が飛ばなかったのか?」と心配してくれた。いや、ストなら電話ぐらいしますよ、間違えて覚えていただけだよ・・・前回の日程間違えの時は、こっちは13日(サバト=土曜日)まで言ったのに、向こうが間違えたという自負はあるが(発音も悪くなかった)、今回は明確にこっちの間違え。ところが、間違えたのは予約を書いたヒロキのせいになっていた。ソムリエのジョルジオは「ヒロキもイタリア人になったなぁ・・・いいかげんになった」と言っていた・・・ふふふ、ごめんね。。さて、メニューを見ると普段のメニューに加えて紙のスペシャルメニューが挟まっている。Tartufobianco(白トリュフ)特別メニューだ。普段は15とか20ユーロの料理が40とか50ユーロになっている。この中から前菜に、ココット(40ユーロ)とリゾット(45ユーロ)を頼む。ある意味安いとも言える。全部の皿にトリュフをかけると総額330ユーロのセットメニューもあるが、そこまで贅沢はしないので一皿だけかけてもらおう。あまり胃腸の調子も良くないので、前菜1皿(又はプリモ)+メイン1皿だけを頼む。デザートは余裕があったら頼む事にしよう。ジョルジオが選んでくれたワインはこれ。この会社の最高級のロエロ。RoeroRoched'AmpsejRiserva2006 ちなみに、今年は知らないが・・2004はトレビキェーリを取っている(ワインの三ッ星みたいな感じ)この街Canale産なのだ。さすが、バランスがよろしい。日本で調べたらネットでは6500円〜7500円位で売っていた。 ****ここから先は友達だからしてくれたサービスなので、一見さん(いちげんさん)にはやってくれないからそのつもりで・・・部屋には別のお客がいないので、やり放題である。ダビデは白いタッパーを抱えてきて「好きなのを選べ」と白トリュフのいいものを選ばせてくれるようだ。「ぜんぶ開けていいぞ」と白いキッチンペーパーみたいな紙に丁寧にくるまれたトリュフがゴロゴロ出てくる・・・!!! 一番いいのを選べということだ。「他の客にはこんなことやらせないからな・・・」う〜ん至福の香り これ1個で2万〜3万円位するはず。(今年の相場は知らないけど)2個選んだうちのひとつはもう古くなっていて表面が柔らかくなっていた。こっちはダメだ、こっちならいいとそれを選択してくれる。外の泥を綺麗にしてスライサーと一緒に持ってきた。自分で擦っていいぞ・・・と置いていってしまう。 ・・・とはいえ、どこまで擦っていいか分からないよ??少しして、ココットとリゾットが運ばれてきた。さてどうしようかと困っていたらダビデのお姉ちゃんのイバーナが擦ってくれた ・・・が擦りすぎ。予想はしていたがここまでやるとは。こんなに小さくなっちゃった。ココットは昨年食べたが、味が濃い卵とのマッチングは抜群(下が見えない)リゾットもまた美味そして、半分くらい食べた所でジョルジオ再登場して、のこりのトリュフ全部かけてくれた・・・2人で丸々1個使っちゃった。いくらあれとはいえ、やりすぎではないか? でも遠慮なく頂こう。知らない人に言うけど、日本だったら本当に手に入りにくい品物だし、相当高価であるのは予想がつく。何千円か多く払ってほんの数枚というレストランもあることでしょう。残ったお皿も至福の香りそうだ、昨年のココットの写真も載せてしまえ・・・こっちはトリュフの厚みを感じられる。普通は金箔みたいにうす〜く擦って表面積を稼ぐ。ところがこの時はパリパリして厚みを感じた!・・・その他食べたのは、ハト(これは気に入ってるので1年で3回食べてる)、ミツルが焼くハトはとても素晴らしい◎◎◎ 写真は4月のもの。やはり大満足をするんだなこのレストランは・・・本当に本当に美味しい。 そして、雰囲気が素晴らしい。スタッフやら建物やらの”気”が良いのだ。だからまた、通ってしまう。何十と(百超えてるかも)レストランには行っているが、ここがイタリアで、そして世界で一番好きな所。Myfavoriteなのだ。何人もここへ送り込んでいるがみんな大満足で帰ることになり、おまけで私は感謝されてしまう。Davideとヒロキとミツルとみんなどうもありがとう。ALL'ENOTECAViaRoma57Canale(Cuneo)TEL/FAX017395857日曜のランチとディナー、月曜のランチ休み10月から12月は日曜も開く事あり2月と8月あたりに不定期に長期お休みありhttp://www.davidepalluda.it/Comments:0TrackBack:0