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写真はテト(旧正月)のときに撮影したものです。ベトナムでは祭日や休日にはベトナム国旗を掲げる習慣があります。昔の日本と同じですね。 ホーチミン市のレタントン地区(旧フランス人租界でフランス風の古い建物が多い)で2月19日に撮影。 昨年、ベトナムの「一人当たりGDP」は1000ドルを突破しました。日本が1000ドルを超えたのは1966年、中国が1000ドルを超えたのは2001年です。色々な問題もありますが、長期的にはベトナムは中国と同じ発展プロセスに入るはずです。現在のベトナムの人口は約8600万人、2040年には(将来の)日本の人口を上回る1億1700万人に達する巨大市場になると予測されています。
写真は、テト(旧正月)後、営業を始めた商店の奥に「お供え」みたいなものをみつけたので写真を撮った。良き新年の商売を願うものだろう。撮影場所はチャイナタウン近辺のアンドンプラザ内の洋服店にて(2月20日撮影)。
ベトナムは2月13日から9連休のテト休暇(旧暦のお正月)に入っています。15日に始まる週の段階でベトナムは実質的に休日ムードに入っており、商都ホーチミン市の交通量も先週はいつもの半分から2/3程度に減少していました。慢性化している交通渋滞もテト期間中に限っては渋滞は解消するそうです。昨日19日も交通量は減っており、渋滞はほぼなくなっていました。 一方、先週後半のホーチミン市内のビッグC(スーパー)店内は買い物客で溢れかえり、レジの待ち時間は30分以上という混雑でした。ここで購入された商品のほとんどはテト休暇の帰省時のお土産用として持ち帰るためのものだそうです。ベトナムの農村部ではビッグCなどのスーパーの袋に付いている「ロゴ」は都会のモノとして喜ばれるそうです。スーパーマーケットですよ。デパートのブランドのついているバッグではありません。 こうしたテト前の消費需要による商品不足や物価上昇を防ぐために当局は指定各企業と連携して対応をしています。商工省のグエン・カム・トゥー次官は、「テト前の強い消費需要に備えて、各地方自治体は指定された各企業に在庫積み立て用資金として合計2兆1000億ドンを供給した。したがって、在庫積み立ては十分で商品不足や価格上昇は起こらない」と述べています。 また、貿易産業省によると、首都ハノイの(テト前)消費は前年比20%増加しているようです。指定を受けたハノイの各企業は地方自治体の要請に応えて物価安定・抑制のためにコメ4510トン、牛肉・鶏肉2420トン、冷凍水産物940トン、お菓子類80トンの在庫を積み立てたそうです。一方、ホーチミン市では指定を受けた13企業に在庫積み立て用資金として4220億ドンを供出しています。そして同時に、この13企業は農村部、離村地、工業団地、リハビリセンターなどにも商品供給することも要請されているそうです。工業団地の多いドンナイ省では今週木曜日まで工業団地労働者にテト用商品を供給するために4つの市場と12つの販売店舗を組織しました。更に、18つの企業に働きかけて農村部、離村部にもテト用商品を行き渡らせてました。 テト前にはガソリン需要も30-35%の増加が予想されていました。これに対応して、ペトロリミックス社(ベトナム石油総公社)は傘下企業にテト前に30日分の在庫を保有することを要請しています。また、ベトナム電力グループではテト期間中の電力安定供給のための綿密な計画作成を行い停電防止にコミットしているそうです。ベトナムのほとんどの小売店舗は11日仕事納め、そして14日が旧暦元旦で15日、16日、17日あたりまでは閉店となります。しかし、ホテル内のレストランや外国人向けのレストランはテト期間も営業をしていたようです。農村部は別にして、都会部やリゾート地で外国人がテトで食事ができないという光景は10年前のベトナムであって、現在のベトナムではほぼ解消されたようです。
ホーチミン市中心部でテト(旧正月)の飾り付けをしていたので写真を撮ってみました。 先日、ディスカバリーチャンネルで中国の「春節(旧正月)」で上海から田舎へ帰省する人々のドキュメンタリー番組を見ました。日本の民放TVのような番組構成で、多分、日本のディスカバリーチャンネルでも放映しているはずです。 番組では、移動中にお金を盗まれた老人とか、バスが来なくて苛立つ人々の様子とか、たくさんの荷物と赤ちゃんを抱えた母親とか、帰省客同士の殴り合いの喧嘩の場面とか、バス会社の人の話とかを放映していました。感想は「中国の春節とは(中国は)国土が広く、バス交通網もいい加減な感じで24時間乗車と大変だなあ。あんな酷い混雑でも帰省したいんだなあ」というものです。伝統的な春節の帰省行事と急激な都市化、そして新上海人(地方から流入した労働者)の故郷の家族への想いが交錯していました。 ベトナムのテトも(中国よりは)規模は小さいでしょうが、TV番組でみた春節と同じような場面もあると思います。ベトナム(ホーチミン市)も急激に発展中で都市化が進み、多分、住民のほとんどが地方出身だと思います。故郷への想いは同じです。 テトのホーチミン市は道路がガラガラだと聞きました。但し、酔っ払い運転が多いとか。