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清朝の宮廷菓子を味わえる
清朝の宮廷菓子を味わえるという「京兆尹」へ。お店の名前である京兆尹は昔の中国の官僚の名前でもある。中華街の門のように色鮮やかな外観といかついけれどコミカルさ漂う笑顔の狛犬が迎えてくれるお店。茶葉が入ったまま出された烏龍茶は浮かべた金木犀の花が豊かに香る。茶碗のフタを少しずらし、茶葉を除けつつ飲むのだという。なにやら立派な壺が白い煙を出しながら運ばれてきたのであの大きな壺にたっぷりなんて食べきれるだろうか・・と不安になりながら受け取ってみればドライアイス入りのひえひえな壺に小さなカップがちょんと乗っているだけだった。果仁(女乃)酪(グオレンナイラオ) (女乃は女へんに乃で1文字の漢字)これはミルクに砂糖と米麹を加えて発酵させたという中国風ヨーグルトで、酸味はなくやわらかい甘さにアーモンド味がプラス。杏仁風牛乳プリンといった雰囲気で好みの味。続いた宮廷菓子達もしっとり甘くどこか和菓子を思い出させる。エンドウ豆の羊羹だったり黄粉をまぶしたお餅だったり、いずれも日本人の舌に親しみを感じさせる味がベースなのだが。でもそこはやはり異国のお菓子、たまにドライフルーツのような風味がふっと香ったりもする。ゆっくりお茶を飲む時間、その時間の心と体を休める作用をたっぷりと味あわせてもらいました。







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