戦争記念館

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センソウキネンカン

전쟁기념관

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基本紹介編集履歴

12/21

韓国の歴史を知ろう

地下鉄4号線の「三角地」駅を降り12番出口を出ると、とても大きな建物が目に入ってくる。
ここは、韓国が過去に戦った戦争の歴史を紹介している「戦争記念館」で、主に朝鮮戦争をメインにいろいろなものが展示してある。 また、記念館の周りには、韓国軍の装備のみならず、朝鮮戦争時に北朝鮮が残していった戦車や旧ソ連製の兵器がこれでもかといわんばかりに展示してある。ただ、ここは天安にある独立記念館と違って、反日色はあまりないので、日本人が客観的に朝鮮戦争を知る上では非常に有意義な所だと思う。おもしろいことに、秀吉が韓国に侵略したときに海上で秀吉軍を撃退した李舜臣の亀甲船の模型が所狭しと展示してある。

戦争記念館は、文字通り、古代から現代まで朝鮮半島で起きた全ての戦争に関する資料を保存しているところ。スペースで見ると、朝鮮戦争関係の展示物が最も多い。現在の韓国の陸海空軍の紹介や、海外派遣軍などに関するデータもあった。今回初めて知ったのは、イラクだけでなく、他にも、今韓国軍が派遣されている国がある、ということ。明日息子を軍に送る立場としては、ちょっと考えさせられた。

戦争記念館には、日本関係のものは、あまり見られない。日本が韓国を植民地化していった過程での、またその後の「日帝時代」での、抗日運動や独立運動関係の資料や展示物は、天安(チョナン)にある独立記念館におさめられている。今回rosilさんはここも見て来られたとのこと。
今日8月15日。日本は終戦記念日。韓国は光復節。
幼い頃、軍隊にとられてシベリアで捕虜生活までしたことがある父に、「もし、もう一度戦争が起こったら、お父さんどうするの?」
と、聞いてみたことがある。「誰も住んでいない、山の中に逃げ込んで、絶対に出て来ないそれしかないよ」今でもこのことばを思い出す。
日本で行われた世論調査によると、先回の戦争は「やむをえなかった」と答えた人が29%だったという。正直、この数字の高さに、驚いている。
また、「戦争責任に対する議論が不十分だった」と答えた人も70%以上になるらしい。これは、心強い。
今日からでもいい。我々日本人一人一人が、戦争はなぜ起きるのか、平和とは何なのかについて、真剣に考えて行きたいものだと思う。

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