基本紹介編集履歴
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米軍基地があることから外人の多い街
梨泰院(イテウォン)は米軍基地があることからもともと外人の多い街で,日本人もよく出没する街である(ツアー向けのホテルもいくつかあるため)。ここでよく目にする毛皮は実は東大門市場の方が安いといわれている。それもそのはず,東大門市場から仕入れてきたものを売っているのだから,こちらの方が高くなるのは当たり前なのだが,言葉巧みに安く売る店も多く,気が抜けない。よい店,悪い店の判断がつけばいいのだが,その自信がない人は東大門市場に直接買いに行ったほうが無難である(ハミルトンホテルのショッピングアーケードなら大丈夫かと思うが)(写真1番目・・・地下鉄5号線梨泰院駅すぐのハミルトンホテル。ツアーで梨泰院エリアになった場合,ここになることはなく,安いツアーほどクラウンなど駅から遠くにまわされる)。
この辺りはまた,日式(韓国でも台湾でも中国でも,日本式の飲食店にはこの文字がつく)の飲食店や居酒屋などが多く(写真2~4番目),日本人には好意的な店は多いが,どことなく韓国本来の魅力に欠ける街に思える。それは歩行者にも日本人をはじめとして外国人が多いからだろうか。以前取り上げた「ジゴルパプサン」の本店はここにある。
オシャレな街というよりは,インターナショナルな街の梨泰院であるが,ストリートを見る限り,他の
ソウルの街とはあまり変わらない(写真1番目)。市場などはないので,朝はわりあい遅いのがこの街の
特徴である。カフェやレストランなどは外国の影響を受けているのは,街を歩けば自ずと分かる。イスラ
ム圏料理のレストラン(写真2番目)やアメリカを象徴するファーストフードの専門店(写真3番目)な
ど,東京では新宿でも見られるが,新宿はインターナショナルというよりはより日本っぽい。では,広
尾のような大使館が多い街に似ているかといえば,活気や屋台などは梨泰院に及ばず,雰囲気がまるで違
う。明洞は東京の原宿だ,新宿だとはいえるが,梨泰院に相当する街は少なくとも東京では見当たらな
い。 インターナショナルな店ばかりかといえば,韓国の古家具や木製品を売るアンティークショップも
存在する(写真4番目)。
前回紹介した日式レストランから,各国料理,韓国伝統料理まで,飲食店で無いものは無い街が梨泰院
である。もちろん場所柄,深夜営業も多い・・・たとえ軽食でも。
ここに宿を取る場合,多少不便かもしれない。ここから東大門に行くには,地下鉄一本で便利だが,明
洞や仁寺洞,鐘路などへは乗り換えも多い。また江南へも乗り換えがある。明洞あたりならタクシーが安
くて便利である。