Miso(美笑)-貞洞劇場伝統芸術舞台

Miso Tadition Art

ミソ

미소-정동극장전통예술무대

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ユートラベルさんのMyノート

2013-11-13 16:42 編集

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■あらすじ


Miso(美笑)―春香恋歌、春香(チュニャン)と夢龍(モンニョン) そして 学道(ハクド)のすれ違う愛を描いた物語

 

 

春香は自らの身分にとらわれず、夢龍と学道のあいだで堂々と自分の愛を選ぼうとする、意志の強い女性です。夢龍は朝鮮時代の両班(貴族階級)の典型的な子息で、感じやすくて知的な人です。

そして学道は単なる暴君ではなく、若くて能力の高い人物で、愛に関しては繊細かつ独占欲が強く、積極的に春香に求愛します。春香と夢龍は5月の端午の日、初めて出会い、端午の遊びをともに楽しみながら密かに愛しあうようになります。学道も春香の美しさに惹かれ、春香に対する想いをつのらせます。

 

 

かつて妓生(キーセン:芸者)であった春香の母・月梅(ウォルメ)は、新任の使道(上官)である学道と春香を結婚させようとしますが、春香の気持ちは夢龍にあり、いつの間に二人は初夜を過ごして永遠の愛を誓います。嫉妬に駆られた学道とその部下(イバン)は、「入宮せよ」という王命が書かれた手紙を偽造し、夢龍に送ります。夢龍はそれが学道の嘘であることに気づかず、悲しみの中で春香と別れます。春香は去っていった夢龍をひとり待ち続け、再び春が訪れます。

 

月梅の手に引かれて学道の誕生祝いの宴にやってきた春香に、学道は愛を告白しますが、春香は扇子を破って愛を拒否します。学道は春香を牢獄に閉じ込めてしまいます。官僚の試験に合格した夢龍は、ボロ着に身をやつして牢獄に閉じ込められている春香に会います。夢龍を見た春香は、自分の境遇をあきらめたまま、最後とやってきた学道の切実な求愛を命をかけて頑なに拒否します。理性を失った学道が春香の処刑を命じるとき、夢龍と一行は暗行御史を名乗りながら登場します。そして学道は逮捕され、春香と夢龍は再会を果たします。夢龍と春香は、永遠の愛を誓って婚礼を挙げます。村の人々は、二人の大切な愛の実りを喜び、楽しげな微笑を浮かべながら盛大な宴を繰り広げます。

 

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■Miso(美笑)-貞洞劇場伝統芸術舞台ココがポイント!

*純粋、そしてときめき(国楽管弦楽とサムルノリ)

純粋な美しさを持つ1人の女性がいる。彼女は世の中に出ることが恐く、他人との出会いも控え目である。

ただ、目の前を通り過ぎる男性が気になるだけである。そんな女性の心情を、激情的な国楽管弦楽の音律とサムルノリの調子で表現する。

サムルノリと国楽管弦楽が互いに協演する協奏曲である。国楽管弦楽室内楽団の木管楽器と弦楽器の合奏が、サムルノリ団のリズムと調和を成す熱情的な舞台が演出され、サムルノリ団の技巧が鑑賞できる打楽の演奏が一品で、韓国の音楽の多様なリズムの変化が満喫できる。

 
*愛の感情 (サルプリ舞)

ある1人の男性の登場は、女性には少々ぎこちなく感じられる。忘れよう忘れようと踊るが、

忘れられない女性の心をサルプリ舞を通じて表現する。サルプリ舞とは、昔から韓国の人々はその年の厄を払い除けるためにグッを行い、

悪い「妖気」を払い除けるために踊る舞で、これを通じて興が湧き新しい生命力を得てきた。

ほとんどは白いチマとチョゴリを着て軽くやわらかい白い布を持って踊るが、ほのかな曲線の美と余白の美が神秘さの極致をなす。

 

 

*好奇心 (カヤグム並唱)

近づけば遠のき、遠のこうとすれば近づく愛の感情に女性は悩み、ついに心の扉を開くが、その男性に対する彼女の心はまだぎこちないばかりである。そんな女性の葛藤をカヤグム並唱と器楽合奏で表現する。カヤグム並唱とは、今日のパンソリ中の一部分または民謡を自分が直接カヤグムに合わせて歌うもので、19世紀以降のパンソリを根幹として派生したジャンル中のひとつである。パンソリが劇的で表現力が強い公演芸術なのに比べ、カヤグム並唱は繊細でありながらも比較的に静かな室内楽だと言える。

 
*新しいスタート (五鼓舞と合せ太鼓)

女性にとって男性は新しい世界に通じる最初の試みである。男性との出会いを通じて新しい世界を経験する彼女のあふれんばかりの心を太鼓とオゴム(五鼓舞)、そして合せ太鼓の合奏で形状化した。太鼓と五鼓舞は仏教儀式舞の法鼓に基づき、3面に置かれた太鼓の枠に5つの太鼓を掛け、韓国民俗調子のチャジンモリ、トンサルプリ、フィモリに分類して節度があり迫真感あふれる形態に変化させた作品である。早い速度で打って演奏するので視角と聴覚を同時に満足させ、韓国の伝統の美しさがうまく調和して見る者に感激を与え、そこに太鼓及び合せ太鼓の合奏により韓国伝統音楽の多様なリズムの変化が満喫できる。

 
*恋人 (愛の舞、パンソリ)

女性は男性を受け入れ、彼との出会いを通じて咲き始める愛の感情を愛の舞とパンソリを通じて形状化した。2人の動きは線となり、絵となり、調子となり、詩となり、そして愛の舞に完成される。愛の舞は愛を主題にした男女2人の舞で、青春男女の純粋で切ない愛の感情を韓国的な動作と創作された動きの調和で描く。パンソリは、2003年にユネスコが世界文化遺産として指定した韓国を代表する公演ジャンルで、朝鮮中期以降に発達し、現在は最も韓国的な総合芸術として愛されている。台詞、音、身振りで話を伝えるソリクンと観客たちの呼応が共に調和しひとつとなるとても楽しい公演である。 

 
*喜びと歓喜 (天仙舞-扇舞)

恋人の出会いを通じた喜びの劇的な瞬間を華やかな天仙舞(扇舞)で形状化した。

天仙舞は、天上の天女たちの華やかで神秘な舞を韓国の民俗舞である扇舞を土台として再構成した作品で、花びらが揺れるように舞台を駆け回る身振りは、悲しみを飲み込み喜びと希望、そして未来を願う力強い力動性により咲き出し、舞台は花で満開となる。

 

*皆の祝福の中で... (パングッとキョンゴ舞、小鼓舞) - エピローグ

愛の祝福の中で全ての悩みと苦しみが消え、2人の出会いは全ての人々の祝福の中で美しく咲き始める。 空中に描かれる長いリボンの力動的な姿から、演奏と舞踊が共に調和する韓国伝統芸術の独特な美学が感じられる特別な公演である。サムルノリの熱情的かつ力動的な打楽の演奏と、女性舞踊手たちの華やかなソゴチュム(小鼓舞)の動作が共に調和し、華やかな個人技と共にチームワークが引き立つ。特に、小さなチャングのキョンゴを持って踊るキョンゴ舞は、女性の美しさと力動感の極致を見せてくれ、ボナノリや12本のサンモ(象毛)回しは、観客たちと一緒に共感できる「伝統芸術舞台」のフィナーレ公演。

 
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■公演詳細

公演名:貞洞劇場 「MISO(美笑/ミソ) I _春香恋歌 」

時間:(火~日)16:00~/20:00~(※月曜日公演なし)

所要時間:80分(※カーテンコール10分含む)

公演場所:貞洞劇場

トルダムキルをまっすぐ進むと右手にある貞洞劇場

韓国の伝統的な雰囲気を表したロビー

舞台が見やすい客室席は全部で280席!

 

座席表:

 

 

 

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