Miso(美笑)-貞洞劇場伝統芸術舞台

Miso Tadition Art

ミソ

미소-정동극장전통예술무대

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コース紹介や利用方法編集履歴

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■公演名:貞洞劇場 「MISO(美笑/ミソ) I _春香恋歌 」

■時間:(火~日)16:00~/20:00~(※月曜日公演なし)

■所要時間:80分(※カーテンコール10分含む)

■公演場所:貞洞劇場:地下鉄1,2号線「市庁(シチョン、City Hall)」駅①番出口徒歩7分。

■お問い合わせ:+82)2-751-1500

 

美笑

伝統芸術は過去から伝えられてきた定型物ではなく、私たちが呼吸し感じる全てのものがまさに伝統芸術である。
<美笑>では、ある女性が愛を通じて感じる様々な感情を伝統舞踊と風物(プン厶ル)、そして器楽で表現した。難しく感じるだけの伝統芸術から脱し、観客の立場に立って一層容易で楽しく楽しめるよう構成した。<美笑>の観覧を通じて、韓国伝統文化の価値と魅力に一歩近寄られることを願う。
 

*プログラムのご紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・純粋、そしてときめき(国楽管弦楽とサムルノリ)
純粋な美しさを持つ1人の女性がいる。彼女は世の中に出ることが恐く、他人との出会いも控え目である。ただ、目の前を通り過ぎる男性が気になるだけである。そんな女性の心情を、激情的な国楽管弦楽の音律とサムルノリの調子で表現する。
サムルノリと国楽管弦楽が互いに協演する協奏曲である。国楽管弦楽室内楽団の木管楽器と弦楽器の合奏が、サムルノリ団のリズムと調和を成す熱情的な舞台が演出される。サムルノリ団の技巧が鑑賞できる打楽の演奏が一品で、韓国の音楽の多様なリズムの変化が満喫できる。
 
・愛の感情 (サルプリ舞)
ある1人の男性の登場は、女性には少々ぎこちなく感じられる。忘れよう忘れようと踊るが、忘れられない女性の心をサルプリ舞を通じて表現する。
サルプリ舞とは、昔から韓国の人々はその年の厄を払い除けるためにグッを行い、悪い「妖気」を払い除けるために踊る舞で、これを通じて興が湧き新しい生命力を得てきた。ほとんどは白いチマとチョゴリを着て軽くやわらかい白い布を持って踊るが、ほのかな曲線の美と余白の美が神秘さの極致をなす。
 
・好奇心  (カヤグム並唱)
近づけば遠のき、遠のこうとすれば近づく愛の感情に女性は悩み、ついに心の扉を開くが、その男性に対する彼女の心はまだぎこちないばかりである。そんな女性の葛藤をカヤグム並唱と器楽合奏で表現する。
カヤグム並唱とは、今日のパンソリ中の一部分または民謡を自分が直接カヤグムに合わせて歌うもので、19世紀以降のパンソリを根幹として派生したジャンル中のひとつである。パンソリが劇的で表現力が強い公演芸術なのに比べ、カヤグム並唱は繊細でありながらも比較的に静かな室内楽だと言える。
 
・新しいスタート (五鼓舞と合せ太鼓)
女性にとって男性は新しい世界に通じる最初の試みである。男性との出会いを通じて新しい世界を経験する彼女のあふれんばかりの心を太鼓とオゴム(五鼓舞)、そして合せ太鼓の合奏で形状化した。
 
太鼓と五鼓舞は仏教儀式舞の法鼓に基づき、3面に置かれた太鼓の枠に5つの太鼓を掛け、韓国民俗調子のチャジンモリ、トンサルプリ、フィモリに分類して節度があり迫真感あふれる形態に変化させた作品である。早い速度で打って演奏するので視角と聴覚を同時に満足させ、韓国の伝統の美しさがうまく調和して見る者に感激を与え、そこに太鼓及び合せ太鼓の合奏により韓国伝統音楽の多様なリズムの変化が満喫できる。
 
・恋人 (愛の舞、パンソリ)
女性は男性を受け入れ、彼との出会いを通じて咲き始める愛の感情を愛の舞とパンソリを通じて形状化した。2人の動きは線となり、絵となり、調子となり、詩となり、そして愛の舞に完成される。
愛の舞は愛を主題にした男女2人の舞で、青春男女の純粋で切ない愛の感情を韓国的な動作と創作された動きの調和で描く。
パンソリは、2003年にユネスコが世界文化遺産として指定した韓国を代表する公演ジャンルで、朝鮮中期以降に発達し、現在は最も韓国的な総合芸術として愛されている。台詞、音、身振りで話を伝えるソリクンと観客たちの呼応が共に調和しひとつとなるとても楽しい公演である。 
 
・喜びと歓喜 (天仙舞-扇舞)
恋人の出会いを通じた喜びの劇的な瞬間を華やかな天仙舞(扇舞)で形状化した。
天仙舞は、天上の天女たちの華やかで神秘な舞を韓国の民俗舞である扇舞を土台として再構成した作品で、花びらが揺れるように舞台を駆け回る身振りは、悲しみを飲み込み喜びと希望、そして未来を願う力強い力動性により咲き出し、舞台は花で満開となる。
 
・皆の祝福の中で... (パングッとキョンゴ舞、小鼓舞) - エピローグ
愛の祝福の中で全ての悩みと苦しみが消え、2人の出会いは全ての人々の祝福の中で美しく咲き始める。 
空中に描かれる長いリボンの力動的な姿から、演奏と舞踊が共に調和する韓国伝統芸術の独特な美学が感じられる特別な公演である。サムルノリの熱情的かつ力動的な打楽の演奏と、女性舞踊手たちの華やかなソゴチュム(小鼓舞)の動作が共に調和し、華やかな個人技と共にチームワークが引き立つ。特に、小さなチャングのキョンゴを持って踊るキョンゴ舞は、女性の美しさと力動感の極致を見せてくれ、ボナノリや12本のサンモ(象毛)回しは、観客たちと一緒に共感できる「伝統芸術舞台」のフィナーレ公演だと言える。

 

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