基本紹介編集履歴
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本格宮中料理の専門店
いわゆる「人間国宝」であるファン・へソン氏らが朝鮮王朝時代の味を今に伝える本格宮中料理の専門店だ。化学調味料は一切使用しておらず、あっさりしたお味。宮廷料理ということで見た目もきれい。
本店は南山の麓、国立劇場内にあるが、2004年末にできた支店の三清店は、洗練されたインテリアで非常に落ち着いて食事ができる雰囲気だ。これで、2人1万5000円。このボリュームなら安いくらいかも。
前夜祭ならぬ、前夜誕生日ってことで、20日の夜に、宮廷料理を食べに行きました~~
実は、今回のソウルの食事で、1番楽しみにしていたの♪♪(日本から事前予約していました)雨が降っていたので、外観は撮っていませんが、店内は小奇麗なで清潔感がある感じです。。。
あまりにも普通といえば普通ですが、2Fは韓国っぽさが、全くありませんでした。実は・・・サムゲタンから、4時間しか経っていないので、お腹が空いていません。鍋の付いたコースにするつもりでしたが、食べられそうになかったので「美」と言うコースにしました。
最初に、クレープの様な、小麦粉で出来たカラフルな皮に、千切りした野菜や豚肉をはさんで、マスタードソースを付けて頂くものが出てきましたァァ。美味しいじゃん。見た目もキレイだし、ん~~~ん期待できそうね。。。
色んな種類の前菜が次々に出て来ます・・・微妙な物もアリ★ カボチャのスープは、変に甘かった★
白キムチ、サラダの上にアワビや海老がのった物、お魚のコショウ焼き、お肉料理は無難に美味しかったですゥゥ。。。
それから、小さいチヂミみたいなのも、韓国を感じさせてくれて、美味しかった。見た目は美味しそうなのに、美味しくなくて残したのがァ・・・海老とアワビをゆでた物です。。。味がなく、コチュジャンを付けて頂くのですが、せっかくの食材の旨みが消えています。
まだまだ出てきます・・・ご飯と一緒にキムチやスープ・・・さすがのなつめも、お腹いっぱいで、苦しい・・・・・
やっとデザートです☆でも、これはちょっと寂しいんでない??美味しかったけど、デザートは別腹 。なんかもの足りな~~~い
全体には、普通でしたねェェ、話のタネにはいいですかね~~~?でも、同じ金額ならもう少し足して、日本で会席かフレンチ食べた方がいいね~~~って、主人と話しながらお店を後にしました。
1971年"国家重要無形文化財"に指定され、現在"人間文化財"でいらっしゃるファン・へソン教授とその弟子たちが集まり、1990年にオープンした「チファジャ」は朝鮮王朝時代の味をそのまま今に伝える本格宮中料理の専門店。本店は明洞にあるが街の雰囲気もいい三清店の方へ行く。
ディナーコースは45000W~99000Wまでの4段階あるのだが、あまりにもたくさん出てくるし、相棒の胃の調子も考えて一番安いコース(45000W)にした。
でもこれだと、宮廷料理の典型料理「神仙炉 」という鍋料理がそれには入っていないのでちょっと心残りだったのだが・・。でも、「腹も身のうち!!」
味付けも薄味なのに素材の味やソースの味が品良くもきちんと活かされ、韓国版懐石料理の世界。
ただ、一つだけ「えぇっ?これって宮廷料理ですかぃ?」と笑ったものがあった。
それは鰆の干物を焼いたもの。魚の干物はディナーコースの一品ではなく、日本では庶民の朝食アイテムですものね。(笑)文化の違いかな?
そしてコース終盤、もうお腹がそうとう苦しくなり、あと一品出れば最後はデザートという時になんとご飯を含む汁物定食が来てしまった。これはかなりひるんだが「ご飯は残してもいいや」と食べ始めた。
ところがここに付いていたキムチが今まで食べた事もない様な芸術的なおいしさでビックリ。
このキムチを残すのは非常な罪悪の様な気がして、結局キムチ&ご飯でご飯最後の一粒まで全部「完食」!!この料理、全てのお皿をきれいに空けてしまった!自分の胃袋にもビックリしたが、なんと胃が絶不調なはずの相棒まで「完食」!!たっぷり2時間もかけた目くるめく宮廷料理の夕べは「大満足」でした!!
韓国の宮廷料理は陰陽五行説に則って、5色の食材の調和が基本になっています。これはもともとは中国の宇宙観ですがアジア人なら理屈抜きに感覚で理解できる世界です。(日本でも、暦とかにその文化、残ってますが。)
食材の色によってその食材が持つ「気」が違い、体におよぼす影響や効果が違ってくるのでバランス良く5色のものを食べないと身体の調和がはかれない。「医食同源」は「陰陽5行説」から来ている。というのを実感できる料理でした。