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ヴィクトリア&アルバート博物館の生い立ち
ヴィクトリア&アルバート博物館館には145室もの展示室があり、すべての展事物を見ようとすると、11kmの距離を歩く必要があるという。コレクションは500万点以上あるというから驚きだ。アルバートというのはヴィクトリア女王の夫君。彼が労働者の人たちを中心とする一般市民を対象に世界の優れた工芸品を紹介し、産業の発展に役立てようと意図して、ロンドン大博覧会(1851年に開催)の出典作品を母体にしてオープンした。1859年にこの地に移転して「サウスケンジントン博物館」という名称になったが、アルバート公の没後、彼の偉業をたたえて「ヴィクトリア&アルバート博物館」と改称された。展示品は世界の全様式・全時代をカバーする美術品、陶器、金属工芸、ガラス工芸、家具、服飾、装身具など多彩なジャンルに及ぶ。