基本紹介編集履歴
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分断の現実を肌で感じる烏頭山統一展望台
- パスポート提示無し、写真撮影も自由!個人で自由に行き来できる安保観光地
- 北朝鮮までわずか2.1km!望遠鏡を覗けば道行く人の姿も見ることが可能
- 南北分断の悲劇的な現状と分断民族の痛みを肌で感じることのできる場所
烏頭山統一展望台は漢江と臨津江の合流地点にある海抜118mの高台に位置し、北朝鮮まで距離わずか2.1㎞の地点から、南北分断の現場を体験出来る場所です。野外の望遠鏡を覗けば、道行く北朝鮮の住民の姿も直接見る事が出来ます。
また、烏頭山統一展望台では、国内外の観光客に南北間の悲劇的な現実を伝えるとともに、統一実現への願いを込めた映像や展示を運営しています。
烏頭山統一展望台は、北朝鮮に近くても決して行き来することのできない、21世紀最後の分断民族の悲しみと統一への悲願を肌で感じさせてくれる場所です。
韓国人でも外国人でも気軽に観光できる安保観光地
烏頭山統一展望台は、軍の管理下にある板門店や第3トンネルのように、団体ツアーでしか参加できない場所とは違い、個人での訪問が可能な場所です。写真撮影も自由で、パスポートのチェックもなく、誰でも気軽に観光できるところがポイントです。
烏頭山統一展望台とは?
烏頭山統一展望台は三国時代に高句麗と百済の激しい戦闘が繰り広げられた烏頭山城跡に建てられた展望台。漢江と臨津江の合流する自由路沿いの高台に位置し、ここから北朝鮮の姿を眺めることができます。わずか2.1㎞先にありながら60年以上もの間、往来が行われていない南北分断の現場を直接体験することができる場所です。北の家族と離れ離れになってしまった人々にとっては故郷に想いを馳せる場所でもあります。1992年9月開館以来、2017年現在まで1,900万名を超える観光客が訪れている国際的な統一安保観光地です。烏頭山統一展望台の内部には、統一への願いが込められた展示や、北朝鮮の実情、南北関係の理解を深める教育的な展示が各種運営されています。
烏頭山統一展望台のフロア説明
1階 ― ロビー、展示室(南北関係史、映像館、芳名録、企画展示室など)
2階 ― 劇場(北朝鮮の実情VTR上映、文化公演)
3階 ― 展望室(韓国語での北朝鮮地形の映像説明)
4階 ― 展望室(英語、日本語、中国語での北朝鮮地形の映像説明)
地下1階 ― 児童体験館(DMZの映像説明、北朝鮮の子ども達の生活映像、フォトゾーンなど)
屋上 ― テラス、望遠鏡
野外 ― 望遠鏡、独立運動家の曺晩植(チョ・マンスク)像、望拝壇
3~4階 展望室
烏頭山統一展望台を訪れて、一番最初に案内される場所がここ、3~4階の展望室です。ここでは、北朝鮮の地形について映像とジオラマで学ぶことが出来ます。また、ここから漢江と臨津江の合流地点を見られる上、望遠鏡を通して北朝鮮の姿を見る事が出来ます。
※外国人観光客は4階で英語、日本語、中国語各言語での映像視聴が可能です。
映像の内容
1階 ロビー、展示室
故郷を失い、家族と生き別れとなってしまった人々の想いが込められた手紙や美術作品を集合させ一つの大きな絵画として完成させた「恋しい故郷」。
南北関係の過去から現在までの変遷「南北関係史」
統一への願いが込められた芸術作品の展示「企画展示室」
北朝鮮との統一が叶い、平壌の道を通る日を仮想した映像「記憶を探して」
韓国の高速鉄道KTXが北朝鮮、中国を横断しヨーロッパを走る姿を表現したオブジェが印象的です。