河回村

Hahoe Folk Village

ハフェマウル

하회마을

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基本紹介編集履歴

9/22

朝鮮時代の風景を味わえる韓国随一の民俗村です。

河回村

朝の河回村は、とてもすがすがしくよい気分にさせてくれました。
たぶん、車のほとんど往来のない空気の澄んだところだからだと思います。

やはり昔の集落というのは、「水があるところにできるものだね」と話しながら散歩をしていました。〝水があるところに家を構え、田畑を耕し作物を作る。〟両班をたくさん輩出した河回村。でも生きるための作物は作っていたのだろうなぁと少し想像・・・。

さて、出発の時間もまもなくとなった頃、宿に引き返そうとしたその時、どこだっけ??
そうです。迷宮入り。。。 「まずい」と思った瞬間、焦りが出てきて「あっちかな?こっちかな?」
・・・と。宿に割り当てられている番号札を見ながら、「ここは通っていないよねぇ」などと。

1泊2日の宿泊でしたが、とても貴重な体験をさせてもらいました。

 

河回村の散策をしていて、村の端にたどり着いたころ、一軒のお土産屋さんを発見しました。
お店の壁には何とも興味をそそるようなお面の数々が。
私たちがそのお店を訪れた時には、お客さんは全くいなく、お面をのぞきこんで品物や金額をチェックしていた頃、店の人が中から出てきました。
せっかくだから、そして、「今度また来よう!」という気軽な場所(地理的条件)ではないため、少し金額が高めであっても後悔しないためにも良いもの(大きめの物)が欲しいなぁと思ったのですが、バッグのスペースも限られているわけでなかなか思うようにはいきませんでした。
とりあえず、ここでは1つ6,000W(約600円)の少し小さめのお面を購入して、店を離れました。
するとどうでしょう。。。あとからお客さんが来るではありませんか。
客が客を呼ぶとはこのことです。(笑)

さてさて、このお面、宿に帰ってから自分の分だけでなく、家の人にも買っていこうと宿近くの店が開店するのを見計らって、
次の日の朝に5,000W(約500円)で2個購入しました。
5,000W?? 昨日より安いじゃん! 所変われば値段も違う! トホホ・・・

韓国・ソウルは高層ビルやアパート(日本のマンションタイプ?)が立ち並びますが、さすがにここは河回村。
茅葺き(かやぶき)や瓦屋根の趣のある家ばかりです。

韓国の瓦屋根は弓状にしなっていますよね。瓦の下の部分なのですが・・・あぁ、言葉ではお伝えするのが難しい。
このしなっている部分はどんな意味があるのでしょう。中央部分がへっこんでいるのですが。
日本の瓦屋根は横一直線にピシッとそろっています。韓国と日本の瓦屋根の作り方の違いに興味があります。

安東駅から市内バスに乗り30分。
タイムスリップしたかのようなのどかな光景が広がります。
河がS字に大きく蛇行し村の3方を取り巻いていることから、「河が回って流れる村」「河回村(ハフェマウル)」呼ばれています。山と川に囲まれた地理的な条件から敵の侵入を一度も受けたことがなく、600年前の朝鮮時代の住宅樣式と村の形態をそのまま残していいます。人工的に造られた村ではなく現在も人が住んでいます。上流層の瓦家から民家の藁葺き家まで昔の姿をそのまま見ることが出来ます。李朝時代の田園風景を伝える貴重な文化遺産です。
俳優のリュ・シウォン氏の実家があることや、エリザベス女王が訪れたことでも有名になりました。

 


時間がゆったり流れています。
河回村に伝わる伝統文化といえば、タルチュム(仮面劇)です。
お土産屋さんには仮面がたくさん売られていました。
もともと農民たちの間で演じられてきた荒削りな仮面劇が、今では韓国の地方の伝統芸能を代表するほど有名になりました。このコミカルでユーモラス仮面劇は「厄除け」の意味もあるとか。
いつか機会があったら見てみたいな。
またこの村の夜はロマンティック!大地に降りそそぐようなような満天の星が見れるそうです。
村では多くの伝統家屋が食堂や民泊として開放していますから、そんなお宅に一泊して何をすることもなく、一日を過ごすのもいいかもしれない。

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