中世市場都市プロヴァン

Provins, Town of Medieval Fairs

Provins, ville de foire médiévale

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kokorinさんのMyノート

2010-11-26 11:22 編集

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パリから一時間ほどで行ける中世、バラの街プロヴァンへ行ってきました。中世の時代にはシャンパーニュの大市でさかえヨーロッパ陸上貿易の中心地でしたが14世紀頃から急に廃れてしまい、今では中世がそのまま残る街としてユネスコの世界遺産になっています。プロヴァンの薔薇はRosaGallicaOfficinalis(薬剤師の薔薇)と呼ばれ11世紀頃Thibault?ティボー4世が十字軍遠征の時に中東あるいは東欧から持ち帰ったものです。花が大きく八重で紫に近い濃いピンク色、おしべも黄色く大きいいわゆるオールドローズです。もともとはロサ・ガリカという黒海周辺でとれる薔薇の香水の元となった種類です。欧州の薔薇は花も小さく色も薄いピンクか白がそれ迄の主流だったのでプロヴァンではこの薔薇をとても大切にし、生薬として利用したのでこの名前がついたようです。花弁は乾燥して砂糖漬けにしたりハーブティにして愉しみました。今でもここには沢山の薔薇のシロップ、薔薇のリキュール、薔薇のケーキ、キャンディ、‥と作られ販売されています。まだ季節的に咲いていませんでしたがバラ園もあり5月1日から11月4日迄毎日10時から19時迄、11月5日から12月24日迄は週末のみ14時から18時迄開園で大人4.5ユーロ子供12歳以下は無料で見学できます。3ヘクタールの敷地に300種の薔薇が咲いてるそうです。の香りがしてきそうですね。街は13世紀にできた5キロにわたる城壁で囲まれています。サン・ジャン門(新しくなっていました)から入ります。その手前にインフォメーションがあります。この日はアーチェリーの大会があっていてプロヴァンの至る所に的が置いてあり沢山の人が弓を引いていました。ここで一番古いと言われる12世紀に建てられたロマネスクの建物、今では博物館になっています。シャテル広場にある勅令の十字架と昔の井戸シャンパーニュ伯爵はこの十字架の元で勅令を出したそうです。十分の一税の納屋と木組みの家十分の一税で徴収した穀物を収納するための倉庫でした。お土産屋さん、中世祭り用の衣装も買えます。(毎年6月に中世祭りがあります。誰でも参加できます。中世の衣装をご用意ください。)セザールの塔1152年から1181年に建てられたこの塔は見張りとしてまた牢獄としても使われていました。3月22日から11月2日迄見学できます。10時から6時迄 大人3.4€ 子供(5−12歳)1.9€です。ペットはつれて入れません。サン・キリアス教会12世紀に建てられ16~17世紀に立て直されたのでロマネスクとゴシックが混ざっています。1429年8月3日ジャンヌ・ダルクとシャルル7世がここでミサをしたそうです。正面入り口の上はキリスト様のみ。キリスト様以外にタンパンの彫刻があったかどうかは解りませんが、洋服の裾のドレープや脚の指まで細かい彫刻がなされています。中は明るくすっきりとしたロマネスクです。クーポールもあり柱頭はもちろん健在です。少し大きめの顔、強面ですね。ユニークさにややかけますが‥‥柱に色付きの大理石?を使っています。これはゾウだと思ったのですが……?ここは修道院。写本を作っていたのでしょう。中世のヨーロッパは修道院が学問や文化を与えてくれる大切な所でもありました。カリグラフィーのお手本が沢山ありました。教室もあるそうです。今日のワンコ様ちょっと待ってよ兄貴〜〜〜俺についてこい兄貴分のチャゲになぜか従順ではまり役の弟分のクロちゃん。とても仲のいい二人ですが残念な事にクロちゃん一家は日本に帰国する事になりました。このプロヴァンが最後の旅となります。クロちゃん、チャゲちゃん、二人とも長生きしてまた地球のどこかで会いましょうね。今日の御飯梅キュウリ/ホワイトアスパラのおひたし/金時豆/ひじき/唐揚げ/サラダ/八宝菜そしてメインは‥‥シャロレ牛、イベリコ豚、イベリコ豚のチョリソー/黒毛和牛の牛タンの焼き肉でした。U家のお引っ越しの時、U家に残っていたブランドのお肉達を頂きました。ソースを作っていましたが、この素材にはゲランドの塩が一番でした。U家は明日パリを発ちます。どうもお世話になりました。また会いましょうね。その時迄皆さんお元気で‥‥

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