イフ島

Château d'If

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さくさんのMyノート
さく 

2010-12-02 11:47 編集

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男の港町、マルセイユへここは治安が悪いと聞いていたので、かなり警戒して行った。電車を降りた途端なんだか雰囲気が他の街とは違う・・・・・黒人がたくさんいて話しかけられたり、ちょっとびびってた。天気もどんよりとしていて空気が重い海まで歩くとここも南仏といっても他の海岸とは全く違う光景が広がっていた。やはり港町!磯の香りが漂う中、獲りたての魚介類を海辺で販売している。働く男達の中で負けずに頑張るおばちゃん達。男勝りでかっこいい。船に乗ってイフ島という島を目指す監獄として使われていたイフ城があるだけの島だ。船に掲げられたフランス国旗とマルセイユの街並み。空が晴れてきた監獄島に行くのだから、空だけでも晴れていてほしい。島と城壁が見える。イフ島に到着。こんなにも綺麗な海に囲まれた監獄・・・・・美しくも、恐ろしい島。これがかつて監獄として使われていたイフ城。海に浮かぶ小さな島にあり、窓が少なく脱獄が難しい為、監獄として使われるようになったらしい。ロボットみたい・・・・・アメリカのサンフランシスコにある監獄島アルカトラズには入れなかった為、ここに来ようと思った。中庭からは空が見えた。扉の向こうは真っ暗闇。この一枚の扉が、囚人達の身も心も何もかもをここに閉じ込めてしまっていた。あまりに重い扉。暗い暗い牢獄からの眺め。きっと夜は真っ暗で、波の音だけが聞こえたんだろうな・・・・・皮肉にも、囚人の目にはあまりに美しいマルセイユの景色。この景色を見て、彼らは何を思っただろう・・・・・希望だろうか、それとも絶望だろうか。彼らにとっては、私の警戒していたあのマルセイユの街はパラダイスであり、私の大好きな青い海は越えられない高い高い恐怖の壁だったのかもしれない。マルセイユではイフ島しか行かなかったけれど、思いのほか考えさせられた。これは翌日。アヴィニョンに行った。童謡にもあるアヴィニョンの橋で有名なサン・ベネゼ橋。川の半分くらいまでで途切れてしまっている。アヴィニョン、城壁に囲まれていて趣もあるしとてもいい街なんだけど、とにかく風が強くて真っ直ぐ歩ける状態でさえなかったので、すぐに退散バスでアヴィニョンとニームの間にある世界遺産の水道橋(また橋!!)、ポン・デュ・ガールへ向かった2000年くらい前に造られたローマ式の美しい三段のアーチが特徴。空の青さが嬉しい。橋の真ん中を渡ることが出来た。石造りで、とても大きい橋の上からの眺め。おっきな地球儀見てるみたい。間違えて随分待ったバス停周辺。ポン・デュ・ガールがへんぴな場所にあるから、バスがあまり無い上一本逃したら予定が3時間ずれ込んだでものどかでとても気持ちが良かった。宿をとったアルルへ向かう電車待ち。空のグラデーションと線路の雰囲気がとても良かった。映画の一コマのようだった。夜、プロヴァンス料理を食べた海が近くて新鮮だし魚介類のメニューが豊富で体にもいいし、やっぱ南仏っていいなぁ・・・・・

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