基本紹介編集履歴
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釜山港まで、およそ3時間で到着します。
cは、博多-釜山間を結ぶ高速船である。九州旅客鉄道が運行している「ビートル」は、ジェットフォイルと呼ばれる水中翼船で、船体の揺れが少ないのが特徴だ。博多ー釜山間213キロを所要時間2時間55分で結び、最高速度は時速80~83キロ。
釜山港の湾内は普通の船のように船底を海につけて航行となるが、湾外に出ると速力を増して足を海に突き出して翼走する。途中、クジラなどの海洋生物と衝突する危険があるため、危険海域では減速し、到着時間が遅れることもある。
博多港を出港後、約1時間後には携帯電話の電波が圏外となるが、しばらくすると、対馬からのアンテナにより再度電波が復活するという。
「ビートル」船内では、出港後に客室乗務員がメニューを持って巡回しているので、必要があればその時にオーダーしよう。すると飛行機のギャレーのような“ステーション”に一度戻って注文したものを座席まで持って来てくれる。乗務員は、みな韓国語がとても流暢な日本人である。
「ビートル」は、JR九州高速船というJR九州の子会社が運行している。コスト削減のため、運行ダイヤはほとんどが博多港からの日帰りで、日本人客にとっては便利だ。釜山側からは、韓国人乗務員の「コビー」が日帰り運行しており、午前便・午後便ともにうまいこと運行されている。以前はJR九州と韓國国鉄が共同運航で未来高速はライバル会社だったが、いつの間にか3社共同になっていたようだ。ちなみに、ビートル限定弁当なんかも売っている。飛行機よりも運賃が安いので、「ビートル」を利用して、気軽に釜山へ旅行してみてはいかが?