金城民防坑道

ジンチォンミンファンコンダオ

金城民防坑道

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金城鎮の「金城公車站」の地下二階部分にある『金城民防坑道』

ここは、金城鎮の「金城公車站」の地下二階部分にある『金城民防坑道』の入口。1978年に建設が開始され、1年2カ月あまりをかけ完成。1968年から10年間、金城鎮の主要な機関を地下通路で結ぶため、軍隊と民間が協力して掘り進めた地下坑道。全長2559,2メートルで、県庁、国民党県支部、銀行などの地下に出入り口を設け、有事には、地下に指揮官らが常駐できる施設もあったそう。当時、国民党と共産党が激しい戦いをしていた金門島では、軍人だけでなく住民も戦いに参加し、そのためにつくられたトンネル。当時は“生活を軍事化し行動を戦闘化しよう”のスローガンのもと、多くの住民が戦闘や防衛に積極的に参加していたそう。今は、坑道として実際に利用することもないので、島にあった坑道のほとんどが観光資源として、整備され、観光客が安全に見学できるようになっている。

ここが島内で一番長く規模の大きな坑道。「金城公車站」の2階に入口&インフォメーションセンターがあり、朝10時から午後8時まで、2階の展示スペースの見学が可能で、毎日定時(毎時間30分発)で、坑道ツアーにも参加できる。見学コースは、1285メートル。一方通行で、「金城公車站」からスタートして、「金門高校」の出口まで。ここから徒歩かタクシーで戻ってくる。1回のツアーで参加できるのは、5人から50人まで。観光客のみで入る事は禁止されていて、かならず職員のガイドがつく。今回行ったのは、朝10時半のもの。一人しかいなかったのでツアーは不催行。でも昼の飛行機で帰るので、時間が無いといったら、少しだけ(50メートルほど)案内してくれた。坑道の中は、想像しいていたよりもきれいに削られていて、少し天井の低いところもあったものの、照明も完備されていて歩きやすかった。湿度の高い坑道は、地下水が染み出ていたり、支線の入口で封鎖されたとがあったり、実際に戦時に使用されたものではないにしろ、往時の緊張感が体感できる。ここも金門島へ行ったら、必ず行ったほうがいいところだ。



他情報


閉所、暗所恐怖症、パニック症候群、心臓疾患のあるかたは、坑道ツアーには参加不可。

金城民防坑道の楽しみ方

編集履歴

・入場料無料

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記事最終修正日時: 
2013.03.07 07:58
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