九壺堂茶荘

九壺堂茶荘

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ちょしさんのMyノート

2010-08-24 09:47 編集

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さて、九份を後にして、バスに乗り瑞芳駅下車、タイミングよく在来線が来て、台北へと向かった。ホテルは台北駅から歩いて5分の華華大飯店新館。リーズナブルだし、部屋は広いし、バスタブはあるし何よりどこへ動くにも便利なのがいい。唯一、ホテルの隣りの小吃店のメニューに臭豆腐があるのだけがツライ。私は何でも食べられるけれど、この臭いだけは未だに慣れない。ホテルの部屋に着き、少しベッドで横になっているとC小姐から電話で天母で友人とランチをしていて遅くなってしまったのであと30分くらいでホテルに着くから待っていて、と連絡が入る。九份でかなり歩き回ったので、ちょうどいい休憩となった。まもなくC小姐から着いたと連絡があり、ロビーに降りて無事再会。バスもあるけれど、タクシーで行っちゃいましょう、と向かったのは重慶南路三段。本当に普通のマンションの2階にある、「九壺堂茶荘」。私も名前だけは聞いたことがあったが、知る人ぞ知る、お茶好きの集う店である。サロンのようなお店の一室に入ると台北のお茶好きマダムが3人と背広の紳士が1人、小姐のいれるお茶を楽しみながらおしゃべりに花を咲かせていた。C小姐は皆さんと顔見知りのようで、私もすんなりとそのグループに加わらせていただいた。堂主の蚋華氏は皆から老師と呼ばれ、台北のお茶の世界の重鎮であるらしい。ここを訪れる人たちは蚣兄佞里茶をいただきながらワイワイガヤガヤとおしゃべりを楽しみ、気に入ったお茶を一斤単位で何缶も買って行く。実は二日後もこのお店に来たのだが、その時も先客のマダムが2人いらしたのでどうやら台北のお茶好きマダムの御用達サロンとも言えるようだ。マダムたちのおしゃべりの中心は日本のマダムと変わらない。どこそこのあれが美味しい、どこそこで買った野菜は安全だ、どこそこに新しくできた店のランチは良かった、等等。蚣兄佞里茶に人気があるのも、美味しいということはもちろんだが、土壌のいい畑で育った茶葉にこだわり、有機茶を扱っているからのようだ。台北の生活水準も向上しており、玉石混合の環境の中で一部の人たちはお金を多少出しても食の安全を確保しようと気を遣っている。私は高山茶が欲しかったのでその旨伝えると、杉林渓産の有機高山茶をまず飲ませてくれた。梨山や大禹嶺の春茶もあったのだけれど、「まあ、一応扱っているけれどね・・」と言う感じで蚣兄佞盒く勧めてはくれない。私も既に有機高山茶の購入を決めていたので、もう他の高山茶は買わなくていいかな、と思い、他の皆さんの飲むお茶をご相伴させていただくことにした。

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