基本紹介編集履歴
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天后宮からの帰り路、青い光を放つカフェを見つけて思わず入ってしまった。店内のお客さんが足をブラブラさせて揺れているのが見えてしまったのだ。足ブラブラ? 揺れてる??天井から下がるブランコに腰かけて揺れながら飲食を楽しめるというブランコカフェ、FishHouseだった。アメ横で魚でも売っていそうなダミ声でのび太君的風貌の店員さんがブランコを後ろに引いて私を座らせてくれた、まるで椅子を引くかのような仕草。ブランコなんていつ以来だろう?ぶらぶら揺れているのにテーブルに向かっている違和感は楽しく、静かな揺れは単純に心地良い。私は泡沫紅茶というのをオーダーしてみた。文字通り泡立てた紅茶なのだけど泡の効果なのかまろやかで美味しいと思った。デフォルトで砂糖が入っており、その甘さに疲れがほぐれる。氷が入ったジョッキが運ばれてきたのでオーダーミスかと思ったのだが飲んでみたら間違いでは無かった、泡の層が薄いけれど、コレでもビール。台湾のビールは苦味もコクも薄くスッキリしている上に炭酸も弱いのでこんな氷入りでも合ってしまうようだ。ビールをあまり飲まない私にはかえって飲み易い飲料となった。ちなみにメニューには「怪獣農場(モンスターファーム)」「北極雪人(スノーマン)」「櫻桃小丸子(ちびまる子ちゃん)」「聖誕老人(サンタクロース)」等の名前からはさっぱり想像のつかない魅惑的な商品名が並んでいるのも気になった。しかものび太君的店員さんのおススメは「ドラえもん」だそうだ。