基本紹介編集履歴
5/9
旧正月の中心になるのはなんといってもチャイナタウン
新年を迎えてもクリスマスツリーとクリスマスソングが街中にあふれていたシンガポールですが、この1週間ほどで、ぐっと旧正月(ChineseNewYear/LunarNewYear)の雰囲気。旧正月の中心になるのはなんといってもChinatownで、クリスマスのOrchardRoadのように大通りが装飾され、路地は正月グッズを買う人と観光客であふれる。大通りの装飾は、中国風に赤と金が基調で派手な感じ。日本の正月とは趣が違いますが、祭りの雰囲気があって、楽しげな感じで。しかし、やはり、デザインのセンスはいまひとつ。ほとんどが擬人化された牛、ひどいものになると顔でスカートをはいた牛が、通りを埋め尽くしている。これはシンガポールのお祭りなので、シンガポール人の感性に合わせて作ってあるのかもしれませんが(シンガポール人は(おそらく日本人より)キャラクター好きのよう)旧正月は年に一度の一大イベント。しかもここChinatownには、世界中からの観光客が集まるわけですから、観光客誘致に力を入れるシンガポールなら、もう少しそういう観点も入れて考えてもよかったのではと感じる。今年のイベントは景気後退の影響で去年より予算が2割カットされたそうですが、そういう問題ではない。
路地には所狭しと店が並び、人がごったがえしていて、日本で言えば年末のアメ横のような感じ。Chinatownはもともと小さな店がいくつも並んでいるのですが、旧正月向けにこの時期だけ大量に露店が出ているよう。正月グッズの色は赤と金が基調なので、路地全体が派手な色になっている。中でも多かったのは、一口サイズの小さなお菓子を売る店。基本的に台湾のお菓子のよう(一部日本のものも)。ビーフジャーキーのような物を大量に売っている店。この時期・場所に限らず、街にはこういう棒状や板状のあぶった肉を売っている店がたくさんある。味が濃そうなので、食べたことはない。他にもパイナップルタルト等の焼き菓子を売っている店とかが大量に出ていた。各地のスーパーやデパートでも同じように旧正月用のお菓子を売り出している。日本で正月というと、おせち「料理」ですが、こちらはお菓子が中心なのか。この他、少し前(1月2日)になりますが、Chinatown隣のClarkeQuayにあるCentralというショッピングセンター前で「国際獅子舞選手権」(InternationalLionDanceCompetition)なるものをやっていたり、街は旧正月に向けてだんだん盛り上がる。
旧正月にはかなりの店が閉まるとのこと。朝早めに地元のスーパーに行ったのですが、見たことがないほどの大混雑で、しかも誰もがカートいっぱいに食料品を詰め込んでいるので、レジは大行列。
Chinatownの装飾の夜間ライトアップ。通りのライトアップは、当然赤が基調。青が基調だったクリスマスのイルミネーションよりも活力が感じられて、この暑い気候にも合っていて、断然こちらの方がよかった。路地の方は昼と大差ないですが、多くの人でにぎわっていた。正月用品の店は、赤と金で埋まっている。
旧正月の飾りを入手すべくチャイナタウンへ。チャイナタウンへ行くと人、人、人・・・赤、赤、赤・・・豚、豚、豚・・・今年は豚年(こちらでは猪年=豚年)。こちらの旧正月は来客に備えて山ほどお菓子やら、干し肉やらを用意しておくそう。だからこんなお店が沢山。100gで1ドル。クッキー山積み。冬季限定。チャイニーズソーセージ。豚、チキン、鴨、レバーなどなど。実はこの横に豚さん、鴨さんそのままのお姿が。またまたすごい人!人形劇がやっていたり。NewBridgeRdは通行止めになり、イベント盛りだくさん(らしい。音しか聞こえなかった)黒いのみんな人。時折、ものすごい音が聞こえ(爆竹だと思うけど、横浜中華街とはケタ違い)たりしながら、最後は花火。2月中旬まで楽しめそう。
恭喜发财。ただいまチャイナタウンは旧正月の飾りつけ満載。毎年のことながら真っ赤。この時期チャイナタウンではお正月用品を取り揃えた出店が並ぶ。中国語だと年货市场と言う。定番の燻製屋さん(豚、鶏、鴨、魚)めでたい果物。これまた真っ赤なお飾りなども。そして今年はねずみ年のミッキー&ミニー。許可を取ってあるかは微妙。それにしてもすごい人。まさに人山人海(習いたての中国語。黒山の人だかりの意。)バスに乗って帰ろうと大きな通りに向けて歩いていくと、通りから爆竹の音。そして花火も。シンガポールでは爆竹が禁止されてますが、旧正月の時期だけ許可。それも個人はダメで、こういったイベントの時に国が鳴らしてくれる。春节(旧正月)のチャイナタウンは楽しい。