基本紹介編集履歴
1/4
ギネスブックに載っている世界最高層ホテル
グランド・ハイアット上海は、世界最高層のホテルとして ギネスブックに登録されていると聞いたことがある。ホテルは、上海の金融ビジネス・センターとして開発が進んでいる浦東地区、そこのランドマーク的存在で ある「金茂大厦(ジンマオ・タワー)」の53階から87階という高層フロアを占める。客室数は555室。ところが、すぐ近くに「上海環球金融中心」という より背の高いビルが現在建設中で、その上層部79階から93階にはパーク・ハイアット上海が入る予定なので、この世界最高層ホテルの記録も残念ながら今年 7月までということになる(左下の写真左側の建物がグランド・ハイアット上海の入っている「金茂大厦」、右側はパーク・ハイアット上海 が入る「上海環球金融中心」)。
ホテルへのアクセスは、地下鉄2号線の陸家嘴駅から徒歩5分くらい。でも、宿泊日当日はあちこちで道路工事が行われていたため、かなり遠回りをさせられ、 工事でぬかるんでいる交通量の激しい道を15分以上歩くはめになった。この辺は高層ビルの建設ラッシュが続いているため、しばしば歩道の閉鎖・変更がある ようである。荷物が多い場合はタクシーで直接ホテルへ向かうのがベストだろう。
「金茂大厦」の1階にはいくつもの入口があるが、ホテルのエントランスは南側のほう。近未来的な印象の回転ドアをくぐり、専用エレベータに乗れば、あっという間に54階のロビーフロアに到着する。
建 物のスケールの割りに、フロントとロビーはかなりコンパクトにまとめられていて、スタッフと客が忙しそうに行きかっている。黒いスーツを着たホテルのス タッフが警備員のようにロビーの横にずらりと並んでいて、リラックスというよりは物々しい雰囲気で少し落ち着かなかった。ロビーの賑やかさは、グランド・ ハイアット上海名物の33階からなるアトリウム(写真右下)目当ての観光客や、世界で最も高所に位置するバーラウンジ「CLOUD9」に飲みに来る人が多 いためだと思われ、夜遅くまで人足が絶えることはなかった。
モダン・チャイニーズの客室
今回宿泊したのは、リバービューのお部屋(40㎡)。6712号室。床 から天井まで届く窓から黄浦江、客室の角度によっては外灘(バンド)から東方明珠塔まで一望できる。グランド・ハイアット上海に泊まった最大の目的は、部屋から外灘と東方明珠塔の夜景を眺めること。ところが、チェックイン後、最初にアサインされたのは、北側に位置する外灘が見えない部屋。フロントにお願いして、なんとか西側67階の客室に変えてもらうことができた。変更後の客室は、最初に案内された客室よりも明らかに広く、窓の面積も 広かった。
40㎡の客室は、奥が広くなっているデザインのためか、実際にはそれ以上の広さに感じる。窓が大きいため、昼間は部屋の中に光が降り注ぎ、とても気持ちが良かった。
残念なのは、家具や設備にやや古さが見られる点。1999年のオープンからすでに約10年が経過しているのでやむを得ないけれど、例えば、ブラウン管型テ レビが場所を取っていたり、重いカーテンを手動で開け閉めしなければならなかったり・・・。中でも特にガッカリさせられたのは、コーヒー・お茶・紅茶の ティーパック。「NESCAFE」や「LIPTON」など普段家で飲んでいるインスタントもので、まったく新鮮味がない。
シルバーを基調としたクールなバスルーム
グランド・ハイアット上海の客室で特に気に入ったのはバスルーム。白の大理石を基調としたバスルームは鏡やガラスが多用されていて、全体的にクールな印象を与える。シャワーブースとトイレはそれぞれ別に設けられており、使いやすさは申し分ない。
洗面台はダブルシンクではないものの、ガラスで作られていてお洒落。使い勝手も良い。横にはシルバーのポーチに入ったアメニティのキットが置いてある。特筆すべきアメニティはないけれど、持ち帰りに便利。
トイレは、中国の他のホテル同様、ウォシュレット式ではない普通のトイレ。トイレットペーパーの品質もあまり良くないけれど、直接便器に流すことはできるレベル。バスタブの横には、透明なガラスの扉が付いたシャワーブースが設置されている。シャワーは上に固定されているものの他に、ドアの横に2つ付いており、お腹と下腹部の辺りにシャワーがかかるようになっている。






RSS
Sitemap
한국어
日本語
简体中文
繁體中文
English