マッコリ-韓国伝統酒-

Makgeolli

マッコリ

막걸리

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基本紹介編集履歴

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韓国で美味しいマッコリを飲むためにマッコリの事をよく知っておこう!!!

マッコリとは?
マッコリとは、韓国語でマッ(大雑把)と言う単語とコルダ(濾す)と言う単語で「大雑把に濾したお酒」と言う意味になります。マッコリは、白く濁っているのが特徴で、ご存知の通り日本人の多くが韓国式濁り酒(どぶろく)と認識しています。マッコリは、お酒の文化で一番長い歴史を持ち、韓国の方々にとっても欠かせない伝統酒です。中には、最近話題のヒュージョンマッコリと言って、果汁とマッコリを合わせたマッコリもあります。
 
マッコリはいつ誕生したの?
マッコリは、朝鮮の始祖神であるタングンが百姓達に農業を教えた頃からあると言い伝えられています。農業が上手くいくように、秋に収穫を祈りトック(韓国式の餅)やお酒、牛を祭壇にお供えしました。この時、祭壇に供えたお酒が神農酒(シンノンジュ)と呼ばれるもので、現在のマッコリになるそうです。
 
マッコリは何で出来ているの?
ご存知の方も多いと思いますが、マッコリは蒸したお米と小麦麹(こむぎこうじ)を合わせて仕込み発酵させます。34日で仕上げ、上の層の綺麗な清澄部分と下の層の濁った部分を分けず、そのまま合わせて濾しマッコリが出来上がります。また、地域によっては作り方や材料が違い、お米ではなくサツマイモ(コグマ)やドングリの粉(ドトリ)、とうもろこし(オクスス)等を原料とするマッコリがあります。
 
マッコリ?生マッコリ?ドンドンジュ?違いは何?
まず、マッコリと生マッコリについてですが・・・皆さんお好きなビールの中にも、ビンビールと生ビールと言うものがある様にマッコリにもマッコリと生マッコリがあります。マッコリは、殺菌過程で酵母を殺すのでお酒本来の新鮮な味が少し落ちてしまいます。しかし、その分賞味期限が長いので、韓国内のコンビニやスーパーで良く見かける事ができます。日本に輸入されている韓国産マッコリも、ほとんどこちらのマッコリですね。一方、生マッコリとは酵母が生きたまま瓶詰め(或いは、ペットボトル)されるので、発行し続けます。なので賞味期限は、長くても製造期間から1週間という短さなんです。味も、生マッコリは乳酸菌が生きているので、ちょっと舌がピリピリする口当たりです。
マッコリと生マッコリの違いは分かっていただけたでしょうか?本場で飲み比べて見るのが一番、理解しやすいと思います。
さて、マッコリではなくドンドンジュという、見た目はマッコリと同じお酒をご存知ですか?マッコリと同じく、韓国でも一般的な伝統酒で人気があります。韓国語でトンドン(浮き上がってくる)と言う単語から名づけられました。お酒を発酵させガスが発生する過程で下から湧き上がるように、米粒の抜け殻が浮いてきます。この米粒の成分はアルコール抽出されるので、粕が崩れずそのまま浮いて来るそうで、そこからトンドンジュと由来されマッコリを造る一段階前で、上層部分の清澄だけをとったお酒になります。実際には、韓国市民の中ではあまり区別をしていないのでマッコリと同じくらい愛され親しまれている伝統酒です。
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