マッコリ-韓国伝統酒-

Makgeolli

マッコリ

막걸리

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韓国で美味しいマッコリを飲むためにマッコリの事をよく知っておこう!!! 乳酸菌

これだけの種類のマッコリが飲めるんです■マッコリとは?

マッコリとは、韓国語でマッ(大雑把)と言う単語とコルダ(濾す)と言う単語で「大雑把に濾したお酒」と言う意味になります。マッコリは、白く濁っているのが特徴で、ご存知の通り日本人の多くが韓国式濁り酒(どぶろく)と認識しています。マッコリは、お酒の文化で一番長い歴史を持ち、韓国の方々にとっても欠かせない伝統酒です。中には、最近話題のヒュージョンマッコリと言って、果汁とマッコリを合わせたマッコリもあります。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

■マッコリはいつ誕生したの?

マッコリは、朝鮮の始祖神であるタングンが百姓達に農業を教えた頃からあると言い伝えられています。農業が上手くいくように、秋に収穫を祈りトック(韓国式の餅)やお酒、牛を祭壇にお供えしました。この時、祭壇に供えたお酒が神農酒(シンノンジュ)と呼ばれるもので、現在のマッコリになるそうです。

■マッコリは何で出来ているの?

ご存知の方も多いと思いますが、マッコリは蒸したお米と小麦麹(こむぎこうじ)を合わせて仕込み発酵させます。3日4日で仕上げ、上の層の綺麗な清澄部分と下の層の濁った部分を分けず、そのまま合わせて濾しマッコリが出来上がります。
また、地域によっては作り方や材料が違い、お米ではなくサツマイモ(コグマ)やドングリの粉(ドトリ)、とうもろこし(オクスス)等を原料とするマッコリがあります。
 

■マッコリ?生マッコリ?違いは何?

まず、マッコリと生マッコリについてですが・・・

皆さんお好きなビールの中にも、ビンビールと生ビールと言うものがある様にマッコリにもマッコリと生マッコリがあります。マッコリは、殺菌過程で酵母を殺すのでお酒本来の新鮮な味が少し落ちてしまいます。しかし、その分賞味期限が長いので、韓国内のコンビニやスーパーで良く見かける事ができます。日本に輸入されている韓国産マッコリも、ほとんどこちらのマッコリですね。

一方、生マッコリとは酵母が生きたまま瓶詰め(或いは、ペットボトル)されるので、発行し続けます。なので賞味期限は、長くても製造期間から1週間という短さなんです。味も、生マッコリは乳酸菌が生きているので、ちょっと舌がピリピリする口当たりです。

マッコリと生マッコリの違いは分かっていただけたでしょうか?本場で飲み比べて見るのが一番、理解しやすいと思います。
 

■ドンドン酒とは何?

さて、マッコリではなくドンドンジュという、見た目はマッコリと同じお酒をご存知ですか?マッコリと同じく、韓国でも一般的な伝統酒で人気があります。韓国語でトンドン(浮き上がってくる)と言う単語から名づけられました。お酒を発酵させガスが発生する過程で下から湧き上がるように、米粒の抜け殻が浮いてきます。この米粒の成分はアルコール抽出されるので、粕が崩れずそのまま浮いて来るそうで、そこからトンドンジュと由来されマッコリを造る一段階前で、上層部分の清澄だけをとったお酒になります。実際には、韓国市民の中ではあまり区別をしていないのでマッコリと同じくらい愛され親しまれている伝統酒です。

 

■マッコリよくある質問!

(Q)マッコリは飲みすぎると頭が痛くなり二日酔いが酷いってホント?
(A)韓国の方達にとってマッコリやドンドンジュはこのように、飲みすぎると次の日に頭が痛く二日酔いが酷いと良く言われます。しかし、それは間違った知識で、ただ単に熟成されていないマッコリが原因だそうです。本来、マッコリは熟成期間は8日から10日で熟成されなければなりません。しかし、これより短い期間で熟成されたマッコリを飲むと、お腹の中で炭酸ガスが発生し、ガスが血管に入り脳へと流れ、頭痛を起こすそうです。なので、無条件にマッコリやトンドンジュを飲むと二日酔いが酷くなると言う訳ではなかったんですね。逆に言えば、製造業者が熟成していないマッコリを販売していると言うことなので気をつけなければなりません。
(Q)マッコリはさっぱりしていなく美味しくない・・・
(A)現在までマッコリは、他のお酒に比べ低く扱われて来たため、冷蔵庫ではなく台所やベランダで放置保管されていました。このように、放置されたマッコリを開けると当然さっぱりした味ではありません。マッコリの酵母は摂氏40度以上になると死んでしまいます。なので、保管するときは必ず冷蔵庫で保管しましょう!!そうすれば、爽やかな口当たりを味わう事ができます。また、歴史的背景で戦時時代お米が全面禁止されていたため、代わりに小麦粉やとうもろこし粉を使用してマッコリを作っていたそうです。そのため、マッコリの本来の味ではなくさっぱりせず荒れた味となってしまい、現在でもそのイメージが持たれているようです。しかし、現在のマッコリの大部分はお米で作った後に、少しの味を出すために小麦粉を混ぜて作っているため、さっぱりして美味しくないと言うのは、固定概念で本当はとってもまろやかで美味しい口当たりなんです。
 

マッコリについて基本的な事だけでも知っていれば、実際に飲む時にただ飲むより何十倍も美味しいはずです。現在、コンビニやスーパー、民族店でたくさんのマッコリ・生マッコリ・ヒュージョンマッコリ・トンドンジュを飲む事ができます。中には、3時間飲み放題!!流れるマッコリで有名な新村(シンチョン)にある「鮑石亭(ポソッチョ)」と言うお店や、数々の種類のマッコリが飲める「親親(チンチン)」、ヒュージョンマッコリが楽しめる三清洞(サムチョンドン)にある「韓宮(ハングン)」とマッコリで有名店がたくさんあります。

 

ソウルで人気なマッコリをご紹介!

クッスダン・米マッコリ(6%/240ml) ソウル・長寿生マッコリ(6%/750ml) 二東・米マッコリ6%/1200ml)

炭酸が入ってないのでまろやかな味ですっと飲めるマッコリで、賞味期限が通常のものより長いのが特徴。クセがなく苦手な方も飲みやすいマッコリです。

ソウルでも一番人気のマッコリ地、自然発酵された味と、炭酸のすっきりさが特徴。ソウル、どこのお店にいっても必ずあるマッコリです。

マッコリが美味しい築とされる抱川(ポチョン)産で、紙パックタイプのやつもよく見かけます。

 

■地方のマッコリをご紹介!

京畿道・楽楽生マッコリ 江原道・ウリ米マッコリ 忠清南道・白連マッコリ ジョセフ・マッコリ・ヌーヴォ

ヨジュ市の養酒場から生まれたマッコリ。蒸留酒を造る過程で生まれる「原酒」を製品化したもので、度数が15%とマッコリの中ではかなり高め。カクテルに使用するのにもグッドです。 

江原道の鉄原郡、金化邑の養酒場から生まれたマッコリ。鉄原の5大米100%で作ったマッコリで、アルコール度数は低めの7%。外国人の口にあわせたお米の豊かな香りとマイルドな味が特徴。

忠清南道の唐津郡の養酒場から生まれたマッコリ。唐津郡の名物である米を使い、蓮の葉の香りが染み込んだマッコリ。アルコール度は低い6%、蓮の良い香りとマッコリのさっぱりした味です。

その年に取れた新鮮な米100%で作ったマッコリ。天然の乳酸菌のためにかプレーンヨーグルトのような味でほのかな甘みと米の優しく香ばしい香りがします。口当たりが良いので、飲みやすい。

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記事最終修正日時: 
2015.09.28 02:45
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