基本紹介編集履歴
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。タクシーに乗り、北京西駅へ到着。ここで駅のでかさに驚いた。思わず降りたタクシーに戻り、運転手に聞いた。「これ、駅ですよね?どこから電車乗るんだろう?」運転手は笑いながら、駅の入り口がどこか教えてくれた。すごいぞ北京西駅!でかすぎる!電車で長距離の旅はいつもワクワクする。日本でもNHKで中国の電車の旅の番組とかやってたがあんなのは現実とは大きく違う。とてつもなく大きな荷物。ほこりっぽい座席。カップラーメンや果物など食べ物の匂いがまざっている車内。床にちらばる骨や種の殻。内陸に進んでいくと、空気の匂いも違ってくる。人も獣のような匂いになっていく。そういう様子はテレビでは決してわからない。電車の中での人とのふれあいだって長時間となるとめんどくさくなってくるものだ。私は北京で買い物をしすぎたようだ。お気に入りのミッキーマウスの旅行用バックは重くて担ぐのが辛い。北京大学や電影学院のノートやTシャツ、革命のホーローのカップ。北京ダック・・・。そしてカメラと地球の歩き方。これが一番重要なのだが一番重い。更には、甘栗と蓮の葉でくるんだ鶏一匹。もう荷物の内容が現地の人よりすごい。座席に座ると、向かいは夫婦らしき若い男女。隣は同じぐらいの年のおっさんだった。これから8時間もいっしょなので、よろしくの意味も込めて、鶏肉を自分の分だけとって、あとは周りの3人へどうぞと渡したら3人とも遠慮なくムシャムシャちぎってあっというまに平らげた。骨の残骸がみごとにきれいに残されていた。栗はとても美味しかったので大同に着いてから食べるためにかばんにそっと入れた。電車は走っても走っても進んでるのかよくわからないほど外の景色が変わらない。北京西駅から1時間は線路に輸送コンテナが並ぶばかりの景色だった。次の1時間は、工場だった。煙突がいっぱい見えて、煙がモクモクとでていた。そして夕日が沈み真っ暗になった。ここからが長い。もう後は寝るしかないのだが、とにかく電車の中はうるさい。中国の歌謡曲が爆音でかかってるし、赤ちゃんは泣いてるし、しゃべる声も大きい。地球の歩き方を隅から隅まで読み、それでも到着時間はまだまだ先・・・6時間で長家界で一度止まり、たくさんの人が降りた。後2時間。大同に着いたのは夜の10時。駅はだだっぴろいが人がいない。タクシーもいない。宿の予約はしていないためちょっと焦るが、駅のとなりにホテルがみえたので、へろへろになってそこへ行き、チェックインした。国慶節だというのに安くてきれいな大変良いホテルだった。もう寝てしまいたいほど体が疲れていたが、興奮していたのかお腹がすいた。シャワーを浴びて、着替えて外へ出てみると夜の11時だけに真っ暗で静まり返っている・・・駅の隣に明りが見えるので行ってみると麺屋だった。大きな鍋めがけてあざやかに削った麺を飛ばすお兄さん。横で「太好了!」と言って拍手したが、私の事は見向きもせず黙々と削っていた。大同で刀削麺初体験だ。それはそれはおいしかった!麺は厚さが均等ではないので、口に入れると一番薄い所がとろっと口の中で溶ける。そして少し厚みがある部分はコシがあって、でもつるんとしていて・・・スープはあっさり味。あまりのおいしさに感動。一杯4元という値段にも感動。5元出して、「釣りはいらねーよ」と店を出て鼻歌フンフンフ~ンと宿へ向かう。(あんたは寅さんか)外は真っ暗、電気がない!すごく暗い!やっぱり、でかいなー中国。明日は、天空の寺へ!



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