土ぼたると夜行性動物探検ツアー

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オーストラリアの動物達を知る一日

ケアンズ観光でも一番の人気といえるのがこれ、土ぼたると夜行性動物探検ツアーだ。に参加しました。野生のカンガルーを見たり、かわいいワラビーに餌付けをしたりしたあと、世界遺産である熱帯雨林をめぐり、カモノハシを観察したあと、神秘的な光をはなつ土ボタルを鑑賞するボリュームたっぷりのハイライトツアーである。

土ぼたると夜行性動物探検ツアーは、市内のいくつかのホテルで参加者をピックアップし、さらにキュランダでもピックアップしながら山の方に入っていく。途中で、野生のワラビーが観察できるポイントまで来ると、車の中からワラビーの観察。その後、さらに奥に入っていって、まずバスから降りて見たのは、巨大蟻塚。高さは人の背丈以上。中の蟻を、ガイドさんが棒にくっつけて取り出して見せてくれた。

次に向かったのが、ロックワラビーの餌付け場所。岩場に住むワラビーだ。絶滅しかかっていたのを、人の手で増やそうとしていたのか、しているのかそんな状況らしくて、そのためか、人の手で餌をやっていいそう。このワラビーが、もうめちゃくちゃ可愛い。掌に餌をのせて、ワラビーの前に差し出すと、前足をちょこんとこちらの掌にかけて、餌を食べるのだ。「連れて帰りたい」という人がいるというのもうなずける。

さて、ロックワラビーの次は、野鳥の観察。湖にいって、湖畔の観察用小屋から、水辺に集まってくる鳥を観察する。

次の目的地では、動物ではなく、カーテンフィグツリーという、巨大な植物を見に行く。これは、宮崎駿の映画に出ていて、日本人には人気のスポット。この植物ななかなか巨大で、ユニークな形をしていて面白かった。空中のかなり高いところから何本もの根を垂らしているイチジク。この根が帯状に広がっていて、あたかもカーテンの様。森の中にこのツリーがあって、このツリーをぐるりと囲むように遊歩道が整備されています。ここを一回り歩いて観察。宮崎映画では、この他にも、このツアーで最後に見る土蛍とか、ケアンズ近郊にあるパロネラパークなどが、モデルとして使われているそうだ。

さあ、そして次は、待ちに待ったカモノハシ。細い川べりまで車で行き、車を降りて探す。ここは、カモノハシがよく観察されるポイントとのこと。水面は我々の立っている岸から数メートル下にあって、この付近に生息しているカモノハシが、息継ぎのたびに川面に姿を現すらしい。しかし、人の声や大きな音を聞くと、警戒して姿を現さないということで、静かに川沿いを移動しながら、探した。すると、果たして、カモノハシは姿を現した。最初遠くの方で水面に少しだけ、黒っぽいものが泳いでいくのが見え、その姿がすぐ見えなくなった。しばらくその辺りをみていると、少し離れたところで、また黒っぽいものが浮上してくる。それは、確かに遠目にも、カモノハシだった。割と小さい。間近でじっくりというわけにはいかないが、念願がかなった。

ここで食事。食事は、ドライバーたちが準備した、焼き肉、野菜、スープなど。まあ、素朴な料理。食事をしていると、ポッサムや、ハナナガバンディクートなどが姿を現しました。彼らは、このツアー客が、この時間帯にこの場所で食事をすることを知っているようで、ここに餌をもらいに来るのだそうだ。パンをちぎってやると、前足でつかんで食べる様子が、またかわいらしい。食事を終えると、ポッサム観察&撮影会になった。その後、「土ぼたると夜行性動物探検ツアーー」の一行は、食事をした場所のすぐ脇に広がる林の中を散策。林の中にいる夜行性動物を見つけて観察する時間。灯りのない暗闇を懐中電灯を手にガイドさんに連れられて進んでいくのだが、そう簡単に野生動物が徘徊しているわけでもなく、ところどころ小さな動物はいるのだが、当然のことながら我々が近づくと逃げてしまった。林の散策が済んだら、星空観察。そして土蛍観察とつづく。車で次ぎのポイントへ移動。辺りは真っ暗。なんだか農場のような、私有地のようなところに入っていくのだが、どこにいるのか、全くわからない。それくらい民家や町の灯りが無いところまでやってこないと、星の観察や、土蛍の観察はできないということなんだろう。

まずは星空観察。この日は、月明かりがとても明るく本が読めるくらいだった。ここで星座などを観察し、、順番がやってきたので、土蛍を見に向かう。星空観察したところからは徒歩で、数分のところ。ちょっと低くなっている、小さな水の流れ(川?)のある所。対岸が、ちょっと高く、崖のようになっている、その崖の辺りにいるだそうで、とにかく、光がとても微弱なので、我々もかなり目を慣らす必要があった。そこで、ガイドさんの号令の下、一旦みんなで目を閉じて、そして、再びの号令で目を開いて観察した。じっと崖の方を見ていると、確かに何となく光りが点々とあるように見える。水の流れ越しに対岸の崖を遠目に見ているので、果たして何光っているのかも確かめられない。でも、これがとても珍しい土蛍なのだろう。予想以上に光りは弱いものだった。因みに、この土蛍、撮影は禁止だった。以上でツアーは終わり。ケアンズ市内に帰ってくると、すっかり深夜。ホテルまで送ってもらって、ドライバー、ガイドさんとお別れした。このツアーのガイドさんというか、私が参加した他のドキドキツアーズのガイドさんも含めて、皆さんとても明るくて楽しい感じの人ばかりでとてもよかった。また、ロックワラビーに会いに行きたい。

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