ルモンド

ルモンド

 0/0人  |  人気指数 2,235

お気に入りに追加:0
トラベルノートページへ戻る

基本紹介編集履歴

ヒロメシさんのMyノート

2012-08-30 14:02 編集

次の編集内容へ

1/3

まだまだ暑い日が続く。昼の太陽はジリジリとコンクリートを焦がしている。こういう日は近場で昼御飯という選択肢なのだが、最近気がついたことがある。それは新宿通りの南側はビル影で、昼頃でも陽があたらないということだ。最近まで気がつかなかったのかと逆に突っこみたくなる。南側にある店なら、少し遠くまで行けそうだ。新宿通りを、日陰道を歩いて2丁目くらいまで歩いたところ、ランチボードが目に入った。ランチの内容が書いてある。沢山のおかずがありそうに見えた。店は喫茶店だ。ビルの2階の店で「ルモンド」だった。店に入った。入った瞬間に気が気が付いたが、昭和の雰囲気の店だ。年代を経て黄褐色に代わった木製のテーブルや椅子や壁面。その壁面にはマンガのコミックス、入り口近くにはマンガ雑誌。そして、お客の全てがおやじ。この店は時代が付いてアジがあるというよりも、黄昏てきている感じ。ルモンドというよりも、留主水という感じだ。同じ喫茶店でも、昨日のエントリーで書いた隠れ家とは違うカテゴリの店だ。ランチ800円を注文した。ボードに書かれていたランチの内容はこうだ。白身魚のフライ、コロッケ、煮物(厚揚げ)、佃煮、お新香、味噌汁、コーヒー|紅茶マスターとおぼしき男性が料理を運んできた。ん?と思った。昨日隠れ家のランチを食べたばかりである。おかずの数が多かったので、同じような料理を勝手に妄想していた。現実はこれである。昨日がなければ、「普通の弁当だな、喫茶店だもんな」となっていたかもしれない。ランチボードの内容と見比べてみた。間違いは無かった。さっそく食してみた。揚げ物は熱々。コロッケは甘味があり肉屋のコロッケを彷彿させるものだった。厚揚げと佃煮がちょっと存在が地味なんだな。弁当箱だからだろうか。弁当としては地味だが、普通の味だった。そしてこの弁当の地味さが、黄昏の片棒を担いでいるようにも思えた。地味じゃないものが一つあった。アイスコーヒ。生のビアダルみたいな入れ物。おやじ達が喜びそうな器だ。そのおやじ達の一部の出来事だ。窓際で食事を終えたおやじ達、ワザワザ奥のエアコンの前、すなわち私のテーブルの横に移動してまでタバコを吸うな。何故今までいた席で吸わないんだよ。しかもチェーンスモーク。やっと扁桃腺の腫れが治まってきたのに。頼むよもう。ルモンド(喫茶店/四谷三丁目駅、四ツ谷駅、曙橋駅)昼総合点★★★☆☆3.0

最近見た記事
一覧見る