基本紹介編集履歴
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花蓮に着くと、まず訪れておきたいのが駅前にある公園。1982年の改軌まで活躍していた、台東線のナローゲージ車が保存されています。屋外展示の割には保存状態がよく、車内も見学可能です。LTPS1102号車 見た目は普通の木造客車ですが、中はなんと半室寝台! レール方向に2段寝台が4組設置されています。今でこそ、花蓮−台東は所要3時間弱ですが、ナロー時代は7
~8時間要していたようで、なるほど、夜行が走っても不思議ではないですね。LDR2204号車 なぜか前後で顔が違うディーゼルカー。 うっかり見落としそうですが、貫通側にある動台車はロッド式!機関車ではいくつか見たことがありますが、気動車のロッド式は日本になかったような。LDR2307 台東線版の光華号に投入されたエース級の気動車。 外板が波板なので、うっかり初期のステンレス車かと思いましたが、 どうやら鋼製車のようです。LDT103 これまた珍しいナローの蒸気機関車。 横幅を縮めた分、全長を長めにとって蒸気量を確保しているようです。貨車 タンク車まで保存してあるとは、なんと素晴らしい博物館でしょう。ちなみに連結器は朝顔型。台湾では、製糖工場や阿里山森林鉄路でも使用されています。さらに余談ですが、ここでは結構な頻度で空から爆音がします。その正体は戦闘機!(しかもかなりの低空飛行)なるほど、衛星写真を見ると、線路に沿って北上すると空港があるんですね。戦闘機ファンにとっても、うれしい公園なようです。