ソフィテル 上海 ハイランド ホテル

上海には、欧米の超高級ホテルや中国のクラシックホテルなど魅力的で多様なホテルがあります。その中で、ソフィテルはやや地味な存在かもしれません。しかし、上海の代表的な繁華街である南京東路の中程にあって、地下鉄二号線の南京東路駅からすぐのところにあるこのホテルは、観光には最高の立地だと思います。　
このホテルが入っているビルは30階建てで高さ的にはもの凄く高いわけではありませんが、すぐ傍に高いビルがないためか、東側の部屋からは、外灘、浦東を臨むことができます（ただし低層階から見えるかどうかは不明）。眺望的にはそちらの方がいいかもしれませんが、スイートルームは東側には無いみたいでした。西および北に面したスイートルームからは、隣にある世紀公園と南京東路、そして南京東路の北側に広がる古い街並みを見ることができました。　
クラブルームだったためか、居間にはウェルカムフルーツとチョコレートの他、赤ワインのボトルも1本サービスで置かれていました。ワインが付いているのは、私は初めての経験で、贅沢感があります。
ベージュを基調とし窓を大きくとった部屋は、明るく落ち着いた印象。壁には中国風の絵画がかかり、浴室には中国風の置物が置かれていましたが、それらを除けば、西洋風あるいはインターナショナルな内装です。部屋の形がちょっと変則的で、鋭角の三角形な感じ。頂角部分が西側の角。さすがにそこには家具を置くことができないので、展望場所みたいになっていました。居間と寝室にフィリップスの液晶テレビ。暗証番号入力式のセイフティ・ボックスももちろんあります。浴室と寝室の間がガラス窓になっていまして、なぜか寝室から浴室が覗けるようになっています。この窓には、木製のブラインドが浴室側に付いているので、もちろん覗かれないようにすることもできます。浴室にはシャワーブースがあり、中には手に持てる普通のシャワーの他に、天井から真下にお湯が降り注ぐようになっているシャワーもありました。　
チェックインは、最上階にあるクラブフロアで。ちょっと待つ間、カクテルグラスに入ったジュースがでました。このクラブフロアで朝食をとることができます。代金に含まれていましたので、もちろんこちらを利用しました。これもちょっと贅沢感のある演出になってました。通常のブッフェであれば、料理の載っている台から好きな物をとってくるだけです。しかし、こちらではテーブルに着くと、籠に入ったパンやバターを持ってきてくれ、さらにメニューを渡してくれます。メニューには、卵料理（スクランブルとかオムレツとか）とか点心、麺などが載っており、それらを注文するとおそらくクラブフロアに併設されている厨房で、その都度作ってくれるのです。その他に、中央の台にはパン、ジュース、果物、ハム、チーズ、シリアルなどの載った丸い台がありました。
抜群のロケーションに、過不足のないサービス。また、上海を訪れる際には使ってみたいホテルでした。