鮮逸坊

xian yi fang

鲜逸坊

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21016bhさんのMyノート

2010-03-22 14:13 編集

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鮮逸坊

場所は、余慶路と淮海中路の交差点より余慶路に沿って南にしばらく行ったところ。地下鉄の衛山路駅から歩いていきましたが、そこそこ距離がありました。
レストランのある辺りはすでに繁華街ではありません。高級住宅街なのかもしれません。薄暗い通りにそこだけ、ポッと灯りがついている。そんな場所でした。 
店の前にメニューをはりつけた立て看板が置かれていました。 
店は外装も内装も、シンプルでモダンなインテリア。見るからに中国趣味といった感じではありません。ただ、1階壁側のテーブルは丸くて、中央が回転するようになっているので中国の店と気づくくらいです。結構洒落た内装で高級感もあるのに、なぜか奥の壁上部に液晶テレビがかかっているのにちょっと違和感を憶えましたが、清潔感があってなかなか素敵です。ちなみに2階にも席があるみたいです。 
メニューは一部写真入り。中国語の他に英語と日本語の表記もあるので便利です。メニューを見た感じ、中華料理の店というよりは、中華をベースにしつつも外国の料理を取り入れた創作料理の店といった感じ。中には、「冷奴」とか「ピザ風ポテト」「お好み焼き風豆腐ステーキ」なんてものもありました。ちょっと日本語でのネーミングからすると、居酒屋料理みたいな感じがしますが、店の雰囲気も出てきた料理も、サービスも高級店のそれです。写真をみる限りでは、盛りつけにも結構凝っているみたい。
迷っていると、店のマダムがやって来て、いろいろ英語で説明してくれました。
結局、決めたのは5品。まず、前菜としてハム風豚肉のゼリー寄せ。本当は、羊肉のが載っていたので、最初それを頼んでみたのですが品切れでした。それともう一品、中国豆腐と野菜の醤油漬け。それに魚料理として、桂魚の身で海老を巻いたもの。肉料理を頼みたいと思ったのですが、つい、ちょっと変わったものをと思って、アキレス腱の料理を頼んでしまいました。豚のアキレス腱に蟹のソース。それとスープを頼みました。海鼠の入ったとろみのあるスープ(実体は不明)豚肉のゼリー寄せは、酢醤油をつけていただきます。まあ、美味しいけど、これは普通かな。想像通りの味です。 
中国豆腐と野菜の醤油漬けは、ちょっと濃いめの甘辛い味。これはなかなかいいですよ。ビールがすすみます。
アキレス腱は特に硬いわけでもなく、中国の珍味の多くがそうであるように、アキレス腱自体はあまり味はありませんでした。味は、ですから蟹の味。それも日本の蟹とは違う黄色い蟹。なかなかユニークな味でしたね。 
桂魚の料理は、一番印象に残った料理。この店のスペシャリテらしいんですが、確かにとても手の込んだものでした。桂魚は川魚で、中国では高級魚とされているものです。これの身をはずして適当な大きさに切り、皮を内側にして海老を巻いて(たぶん)蒸したもの。これが、魚の姿造りのような感じで盛りつけられています。その魚の下には、さら一面に卵豆腐が敷き詰められ、極めて薄味のスープには、緑色のアクセント(何かは不明)があり、見た目もとても美しい。味はとても薄味で、これまた素材の味を生かしたような料理。川魚故の泥臭さみたいなのが、口に入れた時に最初少し感じましたが、食べて進むと、確かに高級魚と言われるだけの身の弾力と旨味を感じました。こちらの料理は、全体にとても薄味でした。
英語を話すマダムがとても魅力的なお店でした。

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