グランド ハイヤット ホテル マカオ ホテル

Grand Hyatt Macau Hotel

グランド ハイアット マカオ

澳門君悅酒店

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基本紹介編集履歴

3/5

グランド ハイアット マカオ

再開発が進むコタイ地区

マカオの中国語表記は「澳門」。正式名称は「中華人民共和国澳門特別行政区」。マカオは、旧ポルトガル植民地で、世界遺産とカジノとが有名なことで知られる小さな街。中国・広東省と陸続きのマカオ半島、離島のコロアン島、タイパ島、そしてその両島の間を埋め立ててできたコタイ地区で構成される。
そのうち、コタイ地区では、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルを始め、フォーシーズンズなどの高級ホテルが次々と建設され、ラスベガスの「ストリップ」と呼ばれる大通りにちなんだ「コタイ・ストリップ」という名のカジノ・リゾート通りの建設が進められている。将来的には、シャングリ・ラ、セントレジス、シェラトン、コンラッド、ザ・リッツ・カールトン、Wホテルなどもコタイ・ストリップに誕生するという。
グランド ハイアットマカオは、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルの向かいに建設された「シティ・オブ・ドリームス」というエンターテイメント施設の中にクラウン・タワーズ、ハードロック・ホテルと並んで建っている。2009年9月にオープンしたばかりの新しいホテルで、客室数は791室、グランドタワーとグランドクラブタワーのツインタワーの構成。通常はマカオの街の至る所から出ている「シティ・オブ・ドリームス」行きの無料シャトルバスに乗って、「シティ・オブ・ドリームス」の正面から歩いてロビーに向かうのだけれど、タクシーで直接行く場合には、「シティ・オブ・ドリームス」入り口とは反対側の巨大な車寄せに到着する。ロビーが豪華。天井が高くて、すごい迫力。まさにグランド ハイアットという感じ。右側の奥に進むと、グランドタワーのフロントが、左側に進むとグランドクラブタワーのクラブラウンジがそれぞれ現れる。

客室のカテゴリーについて
ここのホテルの客室タイプはちょっと複雑。2009年9月のオープン当初、最もスタンダードな客室は64㎡の「デラックスルーム」だったのだけれど、その後、2010年1月頃には、部屋が広すぎるためか、「デラックスルーム」から「グランドスイート」に名称変更。ところが、2010年2月、再度ホテルの公式HPを確認したところ、「グランドスイート」の下に52㎡の「デラックスルーム」が存在している。
わかっていることは、「グランドスイート」のように「スイート」という名前が付いていても、このホテルではクラブラウンジが利用できないこと。クラブラウンジを利用するには「クラブデラックス」以上のカテゴリーの客室を予約する必要がある。クラブラウンジへのアクセスがある客室はグランドクラブタワー、ない客室はグランドタワーでのチェックインになる。

グランドクラブタワーのチェックインカウンター。奥がクラブラウンジになっている。フロントのスタッフについては、ひとり口調がきつめの中国人らしきスタッフがいた以外は、みな親切で、愛想も良い。シンプルなエレベーターホール。最近のハイアットらしいテイスト。
エレベーターホールからは「シティ・オブ・ドリームス」とは反対側の飛行場ビューが見える。何もないので、眺望は「シティ・オブ・ドリームス」側がオススメ。夜のヴェネチアン・マカオ・リゾートホテル、そして、「シティ・オブ・ドリームス」の中に建つクラウン・タワーズとハードロック・ホテル。派手。ハイアットも下の写真のような感じに。でも、部屋にいるときはライトがまぶしいということはなかった。

Club Deluxe King
7階から37階までが客室になっているこのホテルで19階は決して高層階とはいえないけれど、このホテルの眺望を左右するのは客室の高低よりも、むしろその位置。特に、グランドクラブタワーの場合、「シティ・オブ・ドリームス」が上のフロア図の左側に位置しているため、左側に位置するコーナールーム以外は「シティ・オブ・ドリームス」がほとんど見えないということになる。

コーナールーム
今回アサインされたお部屋は、リクエストどおり、「シティ・オブ・ドリームス」が見えるコーナールーム。通常の客室は窓が1面のみなのに対して、この部屋は2面が窓になっているため、開放感がある。 部屋に入って最初に思ったのは、52㎡の部屋がとても広く感じるということ。「グランドスイート」のようにリビングルームとベッドルームとが壁で分けられておらず、ベッドのすぐ横にリビングスペースがあるのだけれど、L字型のソファーが十分な大きさであるし、ベッドルームとの間に壁がないことで却って広く感じる。十分な広さのリビングスペースだけではなく、バスルームの壁がガラス張りになっていることや、部屋の2面の壁に窓が付いていることも部屋が広く感じる理由かもしれない。ウェルカムフルーツ。電源やLANケーブルの差込口はソファーの横、引き出し式になっている。 液晶テレビは韓国LG製。日本のチャンネルはNHKのみだけれど、とにかくチャンネル数が多い。63チャンネルもあるので、一周するのが大変。台湾「東森電視台」のチャンネルがあったのが個人的にはとても嬉しかった。 キングサイズのベッド。ハイアットの布団は値段は高そうではないけれど、寝心地が良くて好き。リッツ・カールトンやウェスティンのよりも気持ちがいいと思う。ベッドの横にはドアのないクローゼットがある。
部屋のインテリアとかデザインとか色使いとか、すべて申し分ないけれど、残念なところを強いて挙げるとすれば、カーテンの開閉が新しいホテルにもかかわらず自動ではなかったこと。窓が多いので、紐でカーテンを上げたり下ろしたりしてたら、手が少し痛くなる。
今流行のネスプレッソ。とても贅沢な気分が味わえる。コーヒーは全部で3種類あって、どれが何コーヒーだかわからないのだけれど、どれも味が濃くて美味しかった。1回で捨ててしまうのがもったいないくらい。コーヒーの他に、缶に入った緑茶の「ロンジン(龍井)」と「鉄観音」がある。ティーパック類は「T2」のジャスミン、ペパーミント、アールグレイ、イングリッシュブレックファストの4種類がそれぞれ3つずつ、計12パック。こんだけ多く用意しているホテルも珍しい。こちらもクラブラウンジで飲み放題なので、ほとんど飲まずにお持ち帰り。

バスルーム
バスルームは縦長のスペースで、入口に近い方にトイレ、窓側にバスタブ、真ん中に洗面台というレイアウトになっている。
シンクはシンプルなデザイン。アメニティはいつもと同じハイアットオリジナル。最近は箱入りではなくて、袋に入れられている。
一番奥の窓際に卵型のバスタブが置かれている。大きさは2人でも十分なくらい。日中は西日が差してとてもまぶしい。洗い場と一体型のバスルームなので、床が水浸しになることを心配しなくて済み、日本人にとっては使いやすい。部屋との間のガラス部分はもちろんブランドを降ろすことが可能。バスアメニティもやはりハイアットオリジナル。中国、香港、マカオとかだと「グランドハイアット」でもハイアットオリジナルのバスアメニティを使っている。
トイレはごく普通。下の写真はバスルームから見た部屋の様子。とても広く感じる。

「シティ・オブ・ドリームス」ビュー

眺望については、コーナールームにしかない北側の窓から、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルと「シティ・オブ・ドリームス」の中に聳え立つクラウン・タワーズ、ハードロック・ホテルを見ることができる。カジノのエンターテイメント施設ということもあり、夜景は派手め。昼間はかなり普通。バスルームからは、隣で建設中のセントレジスやシャングリ・ラホテルなどが見える。

クラブラウンジ
グランド ハイアットマカオのクラブラウンジは、グランドクラブタワーの1階。巨大なホテルの多くの宿泊客に対応できるように、かなりゆったりとした作りになっている。外にも席があり、天気の良い日は外で食事を取るのも気持ちが良い。この日は香港のスターらしき人がコーヒーを飲んでいた。常時用意されているクッキーは3種類くらいで、どれもすごく美味しい。クラブラウンジというと、小さなスペースに食べ物が置いてある感じを想像するけれど、ここのクラブラウンジは小規模だけれど、オープンキッチン形式。シャンパンは用意してないとのことだったけれど、ビール、ワイン、その他のアルコール類が豊富に用意されている。
17:30から19:30の「Pre-dinner Drinks and Canapes」の時間帯に出されていたものを記憶している限り列挙してみると、パン、チーズ、生ハム乗せメロン、サーモン乗せパンケーキ、シュウマイ、えび春巻き、牛肉麺、焼き餃子、東南アジア風焼き鳥、牛肉ハンバーガー、そして、ケーキと果物。パン、チーズ、ケーキ、果物以外はすべてオープンキッチンで作ってもらえるので、熱々のものが食べられる。特に、焼き餃子は皮がもちもちとしてとても美味しい。
朝食は6:30から11:00までで、パン、シリアル、ヨーグルト、果物、ジュース、サーモン、チーズの他、オープンキッチンから、卵料理、ジャージャー麺、おかゆ、点心などがあった気がする。夜にしても朝にしても、ここのラウンジは中華料理が中心。料理の種類は、普通のレストランと比べたらもちろん少ないけれど、全種類食べればお腹一杯になるくらいの種類は用意されている。

屋外スイミングプール
1月の屋外プールはマカオといえどもさすがに寒いだろうと思っていたのだけれど、プールに行って水を触らせてもらったら意外に温かかった。この日はちょうど半袖でも過ごせそうなくらい暖かい日だったので、1月にもかかわらず、運良く屋外プールで泳ぐことができた。部屋の窓から下を見下ろすと、ちょうど屋外プールが眼に入る。みんな寒いと思ったのか、誰も泳いでいなかったので、貸しきり状態。のんびりと泳ぐには絶好のチャンス。
プールは、とにかく大きい。快適。聞いたところによると、長さは40mあるとか。スタッフもとても親切で好感が持てる。このプールの特徴は、大型ホテルにふさわしくプールサイドチェアがたくさん並べられているということ。こんだけ椅子が多いプールは初めてだった。また、プールの一部が少し浅くなっていて、その中にも椅子が置かれている。プールの中に寝転がっているような感覚で寛ぐことができる。子供用の浅いプールも隣にあった。
フィットネスジムは可もなく不可もなく普通。マシーンの種類も特に少なく感じない。ちなみに、更衣室には、ミストサウナとジャグジーがあった。

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