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かつての魔の巣窟も今は公園
かつては魔の巣窟と呼ばれた九龍城砦。しかし今は取り壊されその跡地は公園になっている。もともと一つの建物に増築に次ぐ増築を重ね、その外観は正に巨大な蜂の巣のような有様を呈していた違法建築物で、中は迷路の様になっており犯罪者などが逃げ込むのに格好のエリアであった。しかしながら一方で、大陸から難を逃れてきた移民などもおり、生活の糧を得るための仕事として工場勤務や飲食店経営などを行う者もいた。
最盛期にはありとあらゆる犯罪の温床と化していたが、取り壊しが決まりその保障問題のために調査をしたところなんと約3万人の住民が生活していたことが初めて公にされた。
その後取り壊され、住民たちの一部であるタイ系の人達がこの九龍城砦の南側にあるエリアで飲食店を始めた。タイ華僑と香港の繋がりは深く、タイから仕事を求めて香港にやってくるタイ人が多かったせいもあり、それらの理由によりこのエリアはタイ料理の店が多い。香港人とタイ料理を食べに行こうというと決まってここに案内される。
今ではその面影もなくなり、九龍城砦も九龍寨城公園となり、老人や子供たちの憩いの場、遊び場となっている。しかし、南側一帯のエリアは下町色が色濃く残り、タイ料理といえば九龍城と、いわば代名詞のようになっている。







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