田中オブ東京

Tanaka of Tokyo

タナカ・オブ・トウキョウ

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3/5

鉄板の上で繰り広げられるパフォーマンスが有名な人気鉄板焼きレストラン

田中オブ東京

「田中オブ東京」。人気鉄板焼きレストラン。べたべたですが、子供たちが喜ぶと思って。同じ老舗鉄板焼きレストラン、ベニハナオブトーキョーには、ヒルトンハワイアンビレッジ店以外にも、いくつかの国で行った事があって、ベニハナのハワイの店は他の国に比べて価格が高いし、当時から、「田中オブ東京」の評判は耳にしていたので、今回、初めて行ってみた。行ったのは、アイコロに一番近い、セントラル店。直接行けば、歩いて10分掛からない。田中オブ東京って、よく考えると「東京の田中さん」?入り口の「田中東京」のちょうちんが、なんか笑える。

20時に4名で予約。とにかく、パフォーマンスの上手な人をお願いした。この店の魅力は、なんと言ってもパフォーマンス。楽しませてくれる人が担当して欲しい。店内には、鉄板をコの字のカウンターで囲んだブースが、いくつかある。横長の鉄板の片側の長辺に料理人が、料理人の正面の長辺には我が家4人が座る。短辺は3名席くらいで、1つの鉄板に3家族が座る。料理担当の方は相手に合わせて話すので、日本人3家族が1つのブースに着席し、パフォーマーも日本語でやってくれた。料理担当の方(=パフォーマー?)の正面の特等席に陣取った我が家。ラフな服装の方ばかりの店内で、妙にお店の雰囲気に溶け込んでいる。着席後、女性が飲み物のオーダーを取りに来て、飲みながらブースの他のお客さんがそろうのを待ち、オーダーをして、パフォーマーが材料と調味料を積んだワゴンを押して、現れるまで、待つこと約30分。名前も忘れてしまいましたが、笑顔もパフォーマンスも最高に楽しめた。まずは小エビの処理に取り掛かるパフォーマー。フォークとナイフを使って、恐ろしいほどの高速で、背わたと尻尾をカット。この手際の良さに、いきなり圧倒。今度はちょっと大き目のエビ?エビをきれいに並べて、餃子のようにひっくり返してみたり、エビでウェーブをやって見せたり、エビの1匹をまるで生きているように動かして見せたりと、次々と技を繰り出してくるパフォーマー。出た、ファイアー!!冷静に考えると、何の意味もない炎のような気がしますが、よどみない流れの中で見せられると、思わず「おぉぉぉっ!!!」っとなってしまう。たまねぎを輪切りにしだしたと思ったら、まずはハワイ諸島地図そっくりに並べ、次にあっという間に山形に積み上げて、火山の形に。そこへ油を注いで火をつけると、まるで噴火している火山のように、大きな炎が。「マウイオニオン」という技らしい。更に火口へ別の液体を注ぎ込むと、噴煙を上げる火山に変化。たぶん、例えば野菜に熱を加える間とか、ただ炒めていても見ていて面白くないので、火を通すのに時間が掛かるタイミングの時、色々な余興で楽しませてくれているよう。ホタテ。続いて、ロブスターの登場。パフォーマーの顔から、真剣なシェフの顔に変わる瞬間。ロブスターの殻を手際よく外していく。火を通して食べやすいサイズに整えたロブスターを、もう一度殻に戻して、サーブしてくれる。メインのステーキに取り掛かる。ここで、焼き加減を聞かれる。いいお肉だとミディアムか、ミディアムレア辺りが美味しいのでは?Outbackのようなステーキハウスだと焼きすぎになる事が多いので、1段階レアに近い焼き加減でオーダーする事が多いですが、ここでは普通の焼き加減でオーダーして良いよう。食べやすい大きさにカットしてくれる。

一見、普通の鉄板に見えますが、中央部は高熱、そこから離れると温度が下がっていって保温程度の温度になり、更に離れると、右上部なんかはオーダーの紙を置いても平気な低温のよう。この温度差を見事に使い分けて、ステーキの焼き加減を調節しているよう。ピエロのようなパフォーマーを演じながら、しっかりとしたプロフェッショナルのシェフである事を伺わせる。相当な競争率を勝ち抜いてきた様子が伺える。

なんの脈略もなく、チャーハン。いわゆる鉄板焼き屋さんのガーリックライスというやつ。焦げ目もしっかり付いて、美味しそう。お茶碗に「はい、味見」と一口だけチャーハンを入れて、後の人には普通に盛っていって、「私の分、これだけ?」と不安になる頃合に、再度お茶碗にしっかり盛ってくれて、ヘラの上にお茶碗を乗せて、差し出してくれる。「あぁ、やっぱり、これだけじゃなかったんだ^^」と、ほっと安心して、お茶碗を取ろうとすると、ヘラでお茶碗を上に放り投げて、うわっっと思ったら、1回転させて、殆どチャーハンをこぼさずにまたヘラで受け止めてから渡してくれたりと、何かと小技を繰り出すパフォーマーにみんな大喜び。ここへ来て、大量のモヤシが登場。何する気?と思ってたら、もやしをハート型に整えて、更になにやら塩コショウで描き始める。魚の骨?よく見たら、ハートに刺さった矢だ。そこに燃え上がる、愛の炎!

調理の合間合間、少し火を通すのに時間が掛かる時を上手く使って、カードマジックをやってくれる。それも、テーブル3家族の子供、4人すべてに、1つずつ違うマジックを見せてくれる。基本的には、子供が選んだカードに名前を書かせて、それを当てるマジック。「7」のカードを選ぶと、シェフが自分の腕を握らせ、暫くすると、シェフの血管が「7」の数字に浮かび上がる、というかなり本格派。選んで名前を書いたカードには、シェフがサインをしてくれて、それぞれお土産に。こりゃ、評判いいはずだわ、この店。シェフの出番はここまで。すべての調理を終えて、拍手喝采の中シェフはワゴンを押して退場。ショータイムは約45分。デザートのシャーベット。ちべたくて美味しい。さすがに最後のもやしは量が多すぎ。他にも食べ残しが出てしまった。でも、アメリカでは食べ残しの持ち帰りは当たり前なので助かる。"Gotobox,please."とかで一応通じる。

このお店では、面倒なチップ計算が不要なように、予め15%のチップを組み込まれた伝票が出てくる。もちろん、チップの増減は可能ですが、普通の日本人なら、これだけのパフォーマンスを見せられたら、思わず15%以上払っちゃうのでは?と思うので、このシステムも良心的だと思う。気になるお会計は、4人でコース、チャーハン、飲み物、チップ込みで、23,970円。(為替レートUSD=\109.646)

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