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鐘路区、章順王后を記念した崇仁齋新設

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生き別れた王のため生涯を忠節に捧げた章順王后を称える記念館を新設

 
朝鮮第6代王端宗の妃、章順王后を記念し、地域住民の憩いの場として活用できる「崇仁齋」が鐘路区に今月新設されました。
 
端宗王には15歳の美しい新婦がいました。
しかし婚姻から翌年、首陽大君のクーデターにより王位を奪われ、端宗王は江原道寧越に配流され、悲運にも二人は生き別れとなってしまいます。
一人残された新婦は現在の鐘路区崇仁洞で65年間操を守り、別れた夫を生涯、偲んだと言います。この悲運の女性が章順王后です。
鐘路区では、章順王后の忠節の精神を称賛し、記念するために崇仁齋を11月に開館しました。
 
崇仁公園の敷地に新設された当建物は、地上1階~地下1階延べ面積489.80㎡規模で、昨年9月に着工し今年10月まで鐘路区が1年かけて推進してきた崇仁公園の管理室および住民の便宜施設です。
崇仁公園の崇仁に王室家族や由緒深い両班家門が使用する建物に使われる「齋」を加え、「崇仁齋」という名前が付けられました。
 
地上1階は住民のコミュニティー空間として利用され、章順王后記念空間、公衆トイレがあり、地下1階には多目的室、管理事務所、倉庫などがあります。
章順王后記念空間は、章順王后の人生を称える展示空間として、年表や家系図、さまざまな文化コンテンツ、端宗の配流と関連する飼料を提供する予定です。
また、多目的室は章順王后の一代記の映像を上映し、約千冊の図書を所蔵する小さな図書館、住民の周回場所や街の行事を開く場所として活用されます。
 
鐘路区にはこのほか、章順王后が留まった青龍寺、淨業院跡地、端宗の安全を祈るために毎日登ったという東望峰、端宗が寧越に配流される際に最後に挨拶を交わしたとされる永渡橋などさまざまな関連遺跡地が位置しています。
興味を持たれた方は是非、散策がてら探索してみてはいかがでしょうか?

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