三姓穴

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基本紹介編集履歴

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済州島の建国神話発祥の地、パワースポットと言えばここ!

 ここは済州島の建国神話発祥の地。この窪地にある3つの穴から3人の神様が現れたとされる場所です。
ガイドさんの話によると以前はもっと近くまで立ち入ることができたようですが、現在は離れた場所からしか見ることができません。
そのため、穴が3つあるかどうかは確認できませんでしたが、案内板の写真で伺い知ることができます。
しかし、ここの『気』の良さと言ったら、すごいっ!
日本の伊勢神宮クラスのパワーを感じました!!周りの木々も穴にくぼみに向かって伸びています。
 


済州島は昔は耽羅담라국という独立国だったのです。
その耽羅国を建国した三神、高乙那、良乙那、夫乙那が現れた場所。今でも高、梁(新羅時代に改姓)、夫という姓の方が多いそうです。

 

柵で囲まれたくぼ地の中には3つの穴があり、3人の神様が天から降りてきた時にあいた穴という言い伝えがある神聖な場所。
その昔、誰も住んでいなかった済州島は、この三神人が忽然と現れ島を繁栄させたいったという伝説があります。三神人たちにまつわる伝説の場所は「三姓穴」以外にも多くあります。
穴に近づくことができませんが、たくさんの雨が降っても雪が降っても穴にはたまらないそうです。
穴を取り囲んでいる木々の枝は全て穴のある方向に向いています。
不思議な力を発していると信じられています。市内のド真ん中あるのですが、この空間だけは静寂に包まれております。
ここでは、三神人伝説のアニメ(日本語版)を強制的に見せられました。伝説には「そんな馬鹿な・・・」と鼻で笑っちゃう位、突っ込みどころ満載でしたが、それが伝説か。

【三姓穴】が何故一番最初の見学地なのかと言うと、ココが耽羅王国・昔の済州島発祥の地だからです。

正確に言うと耽羅王国を創った三人の聖人が出てきた穴があるのです。

要するにコノ済州島発祥から見てみようという事なのです。
ちなみにイワレの書かれている看板には、中国語と日本語でと書いてあります。

 

三姓穴

史跡第134号
所在地:済州道済州市二徒一洞

三姓穴は済州道の人達の伝説的な発祥地である。三神人(高乙那、良乙那、夫乙那)がここから生まれ、狩猟生活を
行っていた時、五穀の種子を持ってきた碧浪国の三王女を迎え入れ、そのときから農業生活が始まって、ついに耽羅王国
へと発展していったとされている。
朝鮮時代の中宗21年(西暦1526年)牧使李寿童が初めて標壇と紅門を立て、垣を造り、春秋奉祭を行い始めてから、歴代の牧使(道知事)によって聖域化の事業が行われ、現在も毎年春秋祭及び乾始大祭が行われている。


ともあれ乾始門をくぐって中へ入ります。木漏れ日溢れる小道を進むと、石碑と東屋が見えます。東屋の向こうには、大きな建物が見えます。言ってみるとソコは展示館と言う名の資料館でした。入場料も取られないようなので、中に入って見学です。どうやら、表の看板に書いてあったことをミニチュアで再現している様です。展示も多くはなかったので見終わってそそくさと出ようとすると、耽羅国発祥のビデオを今から上映するのだが、コレは韓国語なので15分後に来たら日本語を上映する。と言うような事を言われたので本来の目的である【三姓穴】を目指す事に。


気候も良く、お日様の光は暖かく風も心地よい中、再び木漏れ日溢れる小道を行くと門が見えてきました。三聖門というらしいのですが、門には線香を挿す道具やら賽銭箱のようなものがあります。奥を見ると更に立派な建物が…どうやら、三聖人を奉るトコロのようです。


さらに【三姓穴】を探して奥へ…。すると建物が2軒、L字型に並んでいます。春秋祭の時に、道知事らがココで祭事を執り行うようなのですが、詳しくは分かりません。いよいよ一周回ってしまいそうです。目指す【三姓穴】はコノ先にあるようです。

やっと見つけた【三姓穴】。しかし肝心の三聖人が出てきたと言う穴は見えません。背伸びしても肩車してもその穴は確認できません。脇に立っている三姓穴であることを知らせる看板には、その穴が品の字型にあいているのが見える写真が印刷してあるのですが…。


他のお客さんを連れてきたガイドさんの話を盗み聞き、するとコノ穴はどんなに大雨が降っても水が溜まらず、雪が降っても積もらないのだそうで・・・おまけに周りの木々の枝が三聖人に敬意を表するかのごとく、穴のほうに向かっているのだそうです。
そんな話を聞き、気付けば上映の時間が迫ってきたので展示館の方へと戻ります。ちょうどさっきの上映が終わり、人々が出てきます。入れ違いに入ったのは、我々petitenzだけ。のんびりと動きの悪いアニメで耽羅王国建設までを勉強いたしました。


 

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