ザリッツカルトン、ベイジン

The Ritz-Carlton Beijing

麗思卡尓頓酒店 華貿中心

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ユートラベルさんのMyノート

2011-03-09 10:20 編集

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北京市南東にある地下鉄1号線「大望路」駅からわずか徒歩3分

「ザ・リッツ・カールトン」は日本のホテル・フリークの間でも人気の高級ホテル・チェーンだが、ハイアットやスターウッドのような太っ腹な会員プ ログラムがないため、庶民にはやや高いイメージがある。にもかかわらず、ファンが多い。「ザ・リッツ・カールトン北京セントラル・プレイス」は、北京市南東にある地下鉄1号線「大望路」駅からわずか徒歩3分という距離だ。市内一の繁華街「王府井」から も地下鉄1号線で5駅なので、北京では比較的交通の便に恵まれた場所にある。ホテル隣の「新光天地」は、多くの高級ブランドが入った台湾資本のデパートで、小籠包(ショーロンポウ)で有名な台湾の「鼎泰豐(ディンタイフォン)」や同じく台湾のスイーツに定評のある「鹿港小鎮」なども入っ ている。「新光天地」の裏側に現れる白い建物が「ザ・リッツ・カールトン北京セントラル・プレイス」だ。このホテルは隣にある同じマリオット・グループの「JWマリオット北京」とを繋ぐ連絡通路でがある。建物はホテルのみの独立した17階建てで、一見こじんまりとしたホテルに見えるが、客室数は320もあり、東京よりも多いという。

ファイナンシャル・ストリートとは対照的な雰囲気のセントラル・プレイス
小さなエントランスからホテルの中へ一歩足を踏み入れると、英国貴族の邸宅を思わせる重厚なヨーロピアン・テイストが漂う空間が広がっている。モダン・チャイニーズをデザ イン・コンセプトとしているファイナンシャル・ストリートとは同じホテルだと思えないほど対照的な雰囲気だ。エントランスから入って右側がフロント、正面奥はロビー・ラウンジ、左側ははおそらくハイアット・オン・ザ・バンドと同じレストラン「AROMA」となっている。まさにイメージ通りのクラシックで、典型的なリッツの空間がそこには広がっている。ただ、ひとつ気になるのは、警備員の多さ。これは中国のホテルではよくありがち。ちょっとウロウロしているだけで声を掛けられそうな雰囲気で、リラックスできない。リッツに泊まるならやはりクラブ・フロアを選ぶのが醍醐味だろう。中国のホテルはチェックイン時間の前でも部屋に入れてもらえることが多い。ちなみに、クラブ・ラウンジには日本人スタッフの姿も。 

シティ・ビューか、それともガーデン・ビューか
ホテルの客室はシティ・ビューとガーデン・ビューとの区別がある。クラブ・フロアのゲストルームはすべてシティ・ビューだが、シティというよりはマンション・ビューだ。たとえ高層階の部屋であっても、周りのマンションやオフィスビルのほうが更に高いため、夜景を楽しむことはおろか、カーテンを開けたままにしておくと逆に部屋 の中を覗かれてしまうので危険。 ちなみにガーデン・ビューの方は、正確に言うとホテルのエントランス・ビューなので、正直お金を余計に払ってまで泊まるほどでもないといった印象。

さすがにリッツなので、ハード面では期待を裏切らない。特に印象的なのはオットマン付きのチェア。体が沈むほど柔らかくて快適。ベッドも、ツインなのでそれほど大きくはないものの、とにかく厚みがあって心地よい。その他の設備についても本当に申し分ない。ベッド前にはフィリップの大型液晶テレビがあり、窓には左右 に開くレースのカーテンと上下に開閉する電動ロール・スクリーン。そして、ナイトテーブルに置かれているi podステーションなど。ファイナンシャル・ストリートでは間違ったホテル案内の日本語訳も、こちらはちゃん訳されている。同じリッツでも総体的にファイナンシャル・ストリートよりもこちらのほうが好印象だ。

面白いのは、これほど客室はヨーロピアン・テイスト濃厚なのに、中国風の急須とバスローブの他にパジャマではなく浴衣が用意されている点だ。浴衣 は中国の高級ホテルでもパジャマの代わりに置いているところが多いようだ。
冷蔵庫の中身は、普通のホテルと変わらない。ティーパックは、NESCAFEのコーヒーとRonnefeldt(ロンネフェルト)の紅茶が用意されている。ちなみにRonnefeldtのティーパックは高級ホテルでよく見るが、なんでもドイツの高級ホテルの9割が使用し、ドバイにある世界で唯一の7つ星ホテル「バージ・アル・アラブ」でも使われているという。

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